あまりに多くの妄想が
僕に眠る暇を奪う
アイロニー 空想を
現実に重ねるせいで
銀行口座の預金額が減るんだ
空を
飛んでみたくて
炎を
放ってみたくて
氷漬けに
してみたくて
....
涙が流れないことに
自分が一番驚いていた
泣きたい気持ちが
確かにあるのに
消化不良を起こしているようで
不快な
とても不快な気持ちが
自分の胸の中で拡がり続け
爆発させたいほどの
....
あなたの瞳のなかの星たち
風に吹かれ風に瞬き輝いて
毎晩わたしは眠りの底にて
貴女たちに逢い宿りに行く
其処には
無限のたゆたい
在り
風に吹かれて
うねりたゆたいやすらぐ
時 ....
声を触っているうちに
忽然とある日ひとだった
言葉は貧弱だけれど
壊れることのない強さと温かみがあった
恋をしていたのだと思う、生きるということに
固形の身体と
呼吸はいつしか覚え ....
軽やかに
紡ぐ
内から
沸き上がる
思考の糸を
生まれたての
子供のように
普遍の宇宙を
舞いながら
世界の響きに
身を委ねて
沈み込む虚脱は
苦痛の肉体と共
忍耐を背負 ....
確かに確かに統合失調症になったのは
不運としか言いようの無いことだったよ
それでもそれでも生きていかなければならない
だから信仰が必要なんだ
心中の大空に
青い閃光よ轟け
心中の夜空に
....
旋盤の上につつじを、
形作るように見え隠れする 明日を
春は、
今 家に、舞い降りてきたのでしょう
録画された過去のヴィジ ....
距離を取りたいときに捨てコメントのセリフを載せるのは
勉強の足りないおつむから出てくる感情だけど
詩の世界の領域では逆になると感じたとしても、
それにしても個人としては人間性を疑う。
それ ....
規定された意味、剥げ落ち
只、眼差しだけ 無数光る
呻いているのだ、
唸っているのだ、
あるものあるものの眼
それら在る内面の核心
便所にて宇宙数える私は 内へ内へ
....
貧しくても陽は昇る
と慰められたが
富を握る1%にも陽は昇る
ご来光は闘いだ
「もう武器は造りたくない」
と彼は日記に書いた
書いただけで
今日も陽が暮れた
舗装された道路で
....
○「WBC」
投手のことはかなり話題になっている
一方で捕手のことは
ほとんど話題になっていない
160キロを越える球を
きちんと受け止めるというのは
大変なことであろう
投手が活躍でき ....
あれとって
とかいう瞬間の落下
これがわたしだとさしだしている宇宙へ
さしいれられた手紙の中で
きみはうんとないてもいいし
たくさんわらってもいい
どっちでもない状態を
保っていてもいい ....
円と三角、接合する
爆弾抱え俺は此処まで来た
なんていうことはないんだよ
連なる三角、睥睨する円
時間の大河は河口に注ぎ
輝く大洋としばし押し問答しながら
呑まれていく呑まれていく、
....
葉は大きくて
枝も太い
ズングリしてる
枝は柔らかい
しなやかとは違って
柔らかい
葉はやさしい緑
薄い緑とは違って
やさしい緑
とても大きな実をつけるので
枝がうんと ....
あの夏が来るね
とつぶやきながら
それはもう
来ないことを知ってる
同じ空じゃないこと
同じ雷雲じゃないこと
同じ夕立じゃないこと
同じ僕たちじゃないこと
あれが初恋ならば
はじけて ....
山下公園まで酔って走る横浜から
恋仲韓国人と観覧車と嬌声があった
霧で出張から帰れない シンママが不機嫌だ
夕食で一緒になった際しゅまいのお返しに
サソリの唐揚げを振る舞ったせいだろう
二十 ....
僕の部屋は世界の一部を切り取ってできた図書館
明るい修道院でフィヨルドの冷たさを内包している
戦争でたくさんの僕が死んでゆく
たくさんの君が失われてゆく
誰も混沌からの道筋を知らない
....
六棟の高層マンションが近距離で建つ
そこに住民の憩いの場として
児童公園とグラウンドが設けてある
広場の桜並木には二人掛けのベンチ
一脚に休憩中の清掃員が一人座っている午後
....
桜の花が満開だと聞くとこう思う
あとはもう枯れるだけ
悲観的な訳ではない
これが事実だと思う
永遠に咲き続けることなど
ないのだもの
力の限りに開かれた花弁は
咲き誇る姿を見せつけるよう ....
丘のツナマヨ 真夏の顔
おかのつなまよまなつのかお
大臣と布団敷いた
だいじんとふとんしいた
あたし負けましたぁ!
あたしまけましたあ
茎を齧る ヨルシカを聴く
....
ビジネスホテルの
小さなお風呂
お湯ためて浸かるの
ものすごいワクワクする
ここにお湯ためて入ろう
と決めるところから
ワクワクする
熱めのお湯をためて
うぃーと入って
小さ ....
粘りつきたわみしなる
巨大なうねり最小の渦
力動は只在り
在るは只力動
湾曲しながら黒々と紡がれ
静かさに浸されていく意味
無意味と無根拠の形造る地平に
盛んに呼応し合う響き ....
2023年ワールド自称詩人クラシックは
超小物自称詩人小谷小平の活躍もあり
日本が優勝しました
小谷小平は自称詩、自称短歌、
自称俳句、自称散文の
4刀流で、しかもその何れもが4流という
....
いつも優しくなれなくて
ざらざらしている舌を
外に出せるほど幼くはない
昨日の影に怯えながら
誰かの愛を求めても
オブラートみたいに包めない
きっと破れて
光の方を選ぶでしょう
....
何処にも行き着くことはなく
そっと明かりを灯すように
静かに確かに歩んでいる
過程にのみ意味浮かび
繋ぐ意味に花咲き開く
そんなひたむきな営みを
ただただ静かに晒している
(目眩くよ ....
これは
必要
だから
する
だけだ
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
○「横から目線」
上から目線よりも
横から目線のほうが
胸へすとんと落ちる
今日の友人からのアドバイスがそうであった
「二段伸びはしない。立て伸びだけ」
というアドバイスを参考に練習し ....
夜のように浅黒き女よ
照らしておくれ その稲光の目で
夜のように実り豊かな女よ
慰みあれ 鉄めかしの客にも
夜の真白よ サボテンの花よ
牛飼いたちが呼び起こした 土じみたしかしよく通 ....
自分も使ってたので心痛いけどさー
いまさらだけどさー。今のこの時代、
自称詩人(自傷詩人)は死語でしょ
これからはどさくさのさなかに
AI詩人(愛詩人)を流行らせたい
私は多くの川を渡った
川の名前は忘れてしまった
私は多くの悲しみを歌った
そして悲しみについて多くを知らない
知るとは外から眺めること
そのなかにいる者は眺めることができない
私のよく ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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