眠らない窓の瞼を無理矢理閉じてから
物干し竿に明日の天気を聞いてみる

コンビニで買ったビニール傘は
骨が一本折れてしまい
それでも黙って使い続けるせいなのか

答えを教えてはくれなかっ ....
 
 
お葬式が終わるまで
隣の部屋で待っていた
テーブルの上に焼き魚があった
ラップがかけられていて
冷たくなっていた
誰かがお葬式に来れなくなって
余ってしまったんだろう
僕は早 ....


 清流の待ち合いに幾重もの波状揺れて
 なだらかな境界は 水映えの記憶
 黙念とした水の浄土、晴れ渡る透明の乱反射
 H2Oの棲み家 笑って消え去る
 変容が ....
PAIN PAIN PAIN
これほどまでに深淵から
立ち昇ってくる
悲鳴にも似た叫びを
私は聞いたことがなかった
改めて彼が存在しない
空虚を味わうことになった

ギターを抱えたまま ....
 あの連ドラいいなって
 僕も思ってましたよ

 そんで買い溜めちゃってた
 コンビニ本の鬼太郎とか
 読んでますけど
 これは本当に味のある
 本当に怖い
 あの墓場鬼太郎じゃないん ....
  (前奏)

難攻不落のハム・ソーセージ
は、ちぎれない
噛み切れない
はち切れんばかりの薄皮の中
モグモグ、ムガムガ口の中
そいつはあんまり膨張し
延々と
シーツの宇宙に連なって ....
座る椅子
ふかふかの

香しい料理
目の前の美人

程良い音楽
35階の都

最高のシチュエーションだろう

特別な日なんだろう
今の所\60000也

あの卑下た ....
兄夫婦が別居婚となった

義姉はひとりマンション住まい
兄は 母と同居

20数年前
見物人も出た
ピンクの豪邸は
人手に渡った

あぁ またやられた

兄といっても
双子の ....
自分自身の消された言葉を携え
意味のなくなった私は 飲んだくれた 家路を戻る
風の無い いつかの路地裏を立ちつくしたまま
人気のなくなった カウンターの上で 一人うつむいていた

今夜もアメ ....
思い出の場所など私は要らない
そんなものは核弾頭の餌食にでもしてしまえ
思い出の場所には誰もいない
大地に在るのは私の影法師だけ
雑草と風だけ
足下には消滅した時間の残骸が
捨てられた土産 ....
机に沈み込んだ横顔
蛍光灯の光が彼女の髪を濡らす

黒板という舞台

踊り手
ほとんど白・大事な赤・時々青・見えない緑

語り手
怠惰な単語・疲労感を滲ませ・叱るのは簡単だ

 ....
実はわたくし新婚ホヤホヤなのだけれど
最近なんだか新鮮味が無くなってきてしまい
家庭内不和とまではいかないのだけれども
家庭内で自分の居場所が無くなりつつあると感じているので
これじゃあいかん ....
 
あなたに似た人と
あなたの名前に似た名前の人が
あなたに関連のないことを
頁の片隅で語り続けている
数日間降雨の無い乾ききった道を
一台の軽トラックが
砂埃をまきあげて走る
そして ....
   古都に沈む日に対し
   石壁の隙間は見事に
   写し鏡の上下間違い
   ピンホールカメラが
   削り張り付けた人影
   キャラバンのテント
   広大な背後を恐れよ
   砂にま ....
要は眼なんだよ


眼を見れば大体


パチ物か本物か










分かるんだよな









 ....
シンフォニア
夜を渉る
寄る辺なき
シンフォニア

オフィーリア
濁る目の
琥珀の底に
オフィーリア

最期に仰いだ空
金属片の月
シンとなる森

ああ 言葉でひとが分かり ....
シャボン玉とんだ
屋根までとんだ
屋根までとんで
こわれて消えた

言葉なんてそんなもの。
言葉はすぐに消える。
さっきまでいたのに。
さっきまで、私の中に、私の目の前に、私の手の届く ....
71
秒針が刻み続けてきた、時間の千切りは山のように盛られ、おかわり自由。

72
少年が教科書の偉人の顔に落書きをしていると、気づけば少年の顔にも髭が生えてきた。

73
ある科学者は永遠の命を求め ....
黒い安物のキャリーバックに

衣替え前の春物の服を詰め込んだ

いつものシャンプーとコンディショナーとボディーソープ

雨合羽に

二日分の勝負を捨てた下着も詰め込んだ

いつから ....
ぱらぱらと降りそそぐ
オレンジ色の十字星     / ジュウジボシ
軽やかに土を跳ね
思い思いの居場所に
身を委ねる
 
 ....
キュビズムの絵に描かれた
向かって右上に居る裸体の少年の
手の隙間からこぼれ落ちる種子が
発芽し庭を埋め尽くし
足の踏み場もない拒絶する自然に
対峙した私はひるむ心を尻目に
植物の中へダイ ....
失恋したともだちを

「落ち込むなよ、まだ他にも良い人いっぱいいるって」

と、はげました

ともだちは

「でも、あの人は一人しかいない」

といった



なにも言えな ....
薔薇には昔、言葉があった
既にばらばらになって久しい
薔薇のバベル

バビロンの薔薇
ソロモンの薔薇
ミノタウルスの薔薇にはアラクネのレース
アンデルセンのナイチンゲールは
月季花と宇 ....
林を想わせる湊は
どんな暗闇でも見える風景の写真です

それは希望のひかりを放っています

写真のむこうがわと繋がっているから
瓦礫の山で
僕たちとたいして歳の変わらない少年が火をおこし ....
 あなたと結ばれたあの日
 たばこの匂いと共に感じた

 あなたの体温

 もう忘れかけているけど
 今は涙混じりでおぼえている・・・・
その空はいつも、
混じりけのない深い夜の暗闇で

白くて大きい雲を抜ければ
てっぺんのいちばんいちばん高い場所に
小さな黄色く輝く月が見えた。
あれは中々良い色をしてて
出来れば自分のも ....
何処までも遠く青い青い空

樹々の緑は深く濃く憩いの影を落とす

白き雲が流れ行く

太陽の輝きは計り知れぬ

私は滋味多き土の上に立ち

涙を落とす

涙はあまり ....
  きみの部屋は
  病室のような匂いがした
  八月も十二月も
  おなじような匂いがした
  気の遠くなるほどたくさんの
  交わりの匂いがした
  病室の匂いがした
  だ ....
男は悩んでいた

食べて死ぬか
食べずに生きるか
それが問題だ

「三食きちんと食べて、
しっかり運動すればいいんですよ〜」

シャラーップ(怒)!
空が死んだら
雨雲を睨む

水たまりの真横で笑う
水たまりがゲラゲラ笑う

スズメは驚く
懐く

本当に珍しい事
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
アフターレイン[group]中原 那由多810/5/27 7:57
焼き魚小川 葉310/5/27 4:47
宇宙空間、眠る庭園 (部分)ヨルノテガム110/5/27 4:19
NIRVANA小川麻由美2*10/5/27 2:27
ゲゲゲの追放藪木二郎2*10/5/27 2:20
International Anthem Of  Ham a ...salco11*10/5/27 2:12
岐路カワガミズ010/5/27 1:45
別居婚志願森の猫3*10/5/27 1:39
退社番田 110/5/27 1:23
アリゾナsalco4*10/5/27 0:15
教室桐谷隼斗110/5/26 23:55
たまには妻にプレゼントを冬野 凪010/5/26 23:41
不在たもつ6+*10/5/26 23:23
零れ日カメラクローバー4*10/5/26 23:07
嫌な客TAT010/5/26 22:22
オフィーリアIV瀬崎 虎彦210/5/26 22:20
シャボン玉izumi110/5/26 22:11
全手動一行物語(71〜80)クローバー3*10/5/26 22:07
旅支度伽茶010/5/26 22:02
金木犀 零れる鵜飼千代子13*10/5/26 21:44
植物小川麻由美3*10/5/26 20:55
世界に一人くろきた110/5/26 20:41
連祷、薔薇とのリタニア海里3*10/5/26 20:08
林を想わせる湊永島大輔010/5/26 19:41
体温豊原瑞穂010/5/26 19:38
月まで昇る山岸美香1*10/5/26 19:34
内省蒲生万寿1*10/5/26 19:30
分娩室草野春心210/5/26 19:20
生活習慣病の王様花形新次2+*10/5/26 19:03
胡座しべ210/5/26 18:02

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