いくつもの水際が交わる地点で、杉の木立が絶え間なく引用されては要約されている。切られた影をつぎはぎしてできた窓が幾重にも重なっては蒸発している。部屋の表情から捧げられた視力を集め忘れる。私は ....
  とうめいな言葉は
  とうめいな場所にたどり着く
  ぼくの言葉はぼくに
  あなたの言葉はあなたに向かう



  自殺者の言葉は
  ひえたアスファルトに砕け
  預 ....
そのままでいいから
にじんだ風景の中にいる
僕を見てごらん


見上げてごらん
輪郭のない青が
君の瞳に溶け込んでいく


わかるだろ
ぼくはきみじゃないんだ
いい暇つぶしにはなった、なんて心にもない言の葉を吐いては周りを湿めはじめた5月

強がりさえ見抜く人もいないままにそれが悲しいとすらもぼやけないままに葉だけが青くなってゆく
繰り返していくうちに ....
とても幸せなゆめでした。
これ以上の幸せがないぐらい。

もう、泣いてもいいですか?

なにか壊れ物のように君は言った。

僕はそれに答えなかった。

それに答えれなかった、僕は。
 ....
寒い。とても寒い。

私の下には、黄色や茶色、中にはもう半分が土となっている葉の数々が
離れたくなさそうにしている。

葉はそれぞれ意味を持っている。
さっき落ちたのは「幸せ」の葉。下にい ....
約束のない午後のアルコールを飲みこんで、いつまでも片隅に疲れ果てさせられている。空に変わる缶の重みを感じさせられながら、窓の向こうに霞んだ黄色の中に、景色の匂いをかごうとしている。窓の彼方に広がる日曜 .... {引用=
頭についていた紐は朽ちて
身体の紐は重さに耐えかねて千切れた

それは何かの始まりで
   そして何かの終焉だった


自立を知らない人形の
糸が突然ぷつん と切れて
 ....
階段を降りる

チュニックのトップスに
風が吹き

ふわりと
ふくらむ

妊婦さんのようだ

もう
子をもうける
能力もないのに

なんだか
気がひける

チュニック ....
{引用=
不完全な過去 不確実な現在 無知な未来



カスタネットの赤と青が嫌だったから
いつも校庭のすみっこで地面に円を描いてた
繋ぎ目がゆるんで共鳴しなかったから
いつも答案用 ....
朝の交差点で 
信号待ちの学生が、友達に言った。 
「本当の時間割を知りたい」 

昨日話した老父が、僕に言った 
「人の体の内には、星の数程の 
 細胞が、再生を、繰り返している」 
 ....
五月の橋の上で
生まれ変わったら
何になりたいと聞かれた

ねことか
とりとか

雨の日の林の中の
きのこ
なんてどうかなあ
ぷつぷつとうたうたう
春の腐植の土たち
立ち上がろ ....
温かい、他界
高い高い

そこに込められた思い

さよなら、さようなら
いまは別の世界へ

さよなら、さようなら
また会えるまで

亡くなることはあっても
無くなるわけじゃない ....
どん・・・!と物音がして 
窓の下には 
雀が一匹蹲り、震えていた。 

細い足も折れたまま 
なかなか飛べずにいるようで 

重い腰を上げた僕は 
外へ出て、上着を脱ぎ 
雀の小さ ....
僕にも使命はありますか
十字架にとまった蠅が
呟いた
失礼な発言とは礼を欠いた発言で
男も女も針の言葉で傷つけていた
おまえの愛しさばかりが人生の
80%の思い出になっちまって
思い出ばかりが人生のような暮らし
いちにち24時間狂う時計みたい
 ....
五月晴れの朝
雪が積もったら自然に落ちるように
高めに作った青い片屋根のてっぺんに
ヒキナギが二羽 歩いている
つがいでしか 見たことがなかったから
すぐ近くの電線にとまっている
カラスを ....
思い立って
あたしは

東京の山
奥多摩へと向かった

目指すは滝

滝に打たれたかった

少し前 ブログ仲間が
滝業に行ったことを
アップしてあり
興味がわいた

そこ ....
大きな病院へ行く
今では車ですいすい行く
たくさんの科があるけど
私は間違えずに
いつもと同じ科に
しかるべき物を提出する

嗚呼待つのは嫌だ
いくら壁に素敵な絵が飾ってあっても
い ....
奈緒の部屋のキッチンに

小窓から差し込む西日を受けて

ぼくに向かって微笑みかける

小型の洒落たミキサーが直立していて

到頭奈緒を奪いに来たのね。とつぶやいた

彼 ....
やったー!卓球だ。
ドライブかけて
ジャンピングスマッシュ
これでもかこれでもか
と打ち込む!

ストレス解消
あん畜生こん畜生
恨みを込めて
なんでもスマッシュ
受ける相手が可哀 ....
―Before Turning Off the Light―
君がメロドラマを失ってしまったらどうなる?操り糸が歯がゆいかくすぐったいか。感情の壁紙もしくは部屋のカーテン。地獄が太陽の傍だったなら? ....
青い夜の旅人
闇の中で草木を撫でる
季節感のない風を
耳の裏側で感じる

気がつくと雨がやみ
広々とした場所に放り出され
記憶のテトリスに
翻弄されていました

誤解氷解表情を抱く ....
泣きたくて泣きたくて
騒ぎたくて騒ぎたくて
赤ちゃんに戻りたくて
心の中はズッタズッタ

時代の風が強すぎて
もう一人では生きて行けない
話し相手がいない。
本ばかり読んでいる。

 ....
言葉で抱きしめあっても
足りないって思いますか
言葉だけじゃ
ないのも同じですか
悲しみ消えませんか
私がいつまでも
悲しみから離れられないのは
言葉にしか頼ろうとしないからですか
私 ....
シャムのことが好きです
お前には言葉が分からないから 好きだと言った
正直なところはサボってたんだ
照れていたのではないよ

片方の耳が取れてしまって 運命が似合わない
もう片方の耳で空間 ....
大きなお月様が浮かんでる
私の悲しみ食べてください

どうして私はいるのでしょう
きいてみるのに微笑むばかり

涙で霞んでいるのか
お月様の周りに
優しい影がかかってる

淡い光り ....
おまえが悪いおまえが悪いと
道往く人になじられる
いったい何が悪いのかと
自問自答してみるが
思い当たるふしがまるで無い
道往く人に何が悪いのかと問うてみても
全く聞いてもらえない
逆上 ....
夜は去る
みなし児たちの
新しい夢を巡って

動かぬと明言した
その山が動く
あらんとするか
あるとするか
瀬戸際にこそ問いがある

あの雲の形は
あるときは鯨のよう
馬のよう ....
人が多くて憂鬱だ。
さっきまで座っていたくせに、今はもう立っていたい。
依ってみたいが離れていたい。あんまり傍にいたくない。
感染させてしまうかも(誰か苦しみを引き継いで)。


真っ直ぐ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
探索葉leaf410/5/28 10:32
なまえのない言葉草野春心210/5/28 9:40
Regret寒雪110/5/28 5:30
梅雨Mかわ010/5/28 3:51
もう、泣いてもいいですか?らふぃん・ど...110/5/28 2:41
izumi010/5/28 1:36
黄色の、色番田 010/5/28 1:15
light三上あず1*10/5/28 0:47
チュニック森の猫2*10/5/27 23:51
未慣性モーメント高梁サトル21*10/5/27 23:24
老父の言葉 服部 剛510/5/27 23:20
五月の流れる水の上でオイタル9*10/5/27 23:20
他界雄太010/5/27 23:17
消えた雀 服部 剛110/5/27 23:09
使命曲がり屋レオ...4*10/5/27 23:07
さよなら吉岡ペペロ210/5/27 22:58
二羽と三羽砂木5*10/5/27 22:03
滝業森の猫4*10/5/27 21:58
待つということ小川麻由美4*10/5/27 21:40
接吻三田九郎110/5/27 21:27
念願の卓球ペポパンプ4*10/5/27 20:50
ツイート無作為接続詩100514吹雪210/5/27 20:12
気がする瀬崎 虎彦110/5/27 19:55
まるでダイナマイトペポパンプ4*10/5/27 19:48
ネット恋朧月210/5/27 19:14
I'ts too lateヤオハチ0+10/5/27 19:13
月夜朧月110/5/27 19:10
おまえが悪い冬野 凪410/5/27 18:51
オフィーリアV瀬崎 虎彦110/5/27 17:57
[風邪]東雲 李葉1*10/5/27 17:31

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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