今まで私は何をしていたんだろう
と思った瞬間に少しだけほんの少しだけ
眠っていたことに気付く
それにしてもこの疲労感はどこからくるのか

ふと横を見ると着物の小道具の山がある
着物と長襦袢 ....
                  100528


粘度が異なるヨーグルトを混ぜ合わせて
コンクリートのように堅くしたらどうなのと
パン屋さんは考える
お店の隅には
バターやチーズ
 ....
長いトンネルを抜けると
また長いトンネルだった

不思議に思って
後ろを振り返ってみても
やっぱりトンネルだった

はるか前方を見ても
やっぱりトンネルが続いていて

入り口まで戻 ....
呼吸するみたいに愛してるとかしてないとか言われても

表情の愚かさが味覚に残っていて忘れらんない

惜しいシュートが何度も何度も何度も映し出されてた

でもあの瞬間の落胆はあの瞬間に ....
形を為した
カタツムリ
拡散する認識を
揺れる軌跡と
ダブらせる

体温は感じられない
鈍い冷ややかさ
薄い皮一枚を剥ぎ取れば
生臭さが漂う

調子はいかがですか?
良いですか ....
脳軟化症の徳三爺さんは
丸めた古新聞で家のTVを叩く
偉そうな人が映る度に
ウーウー言いながら
丸めた古新聞でTVを叩く
以前は政党とか見分けをつけて叩いていたのだが
近頃はマイクの束や街 ....
好かないで下さい嫌わないでください
構わないで下さい無視しないでください
求める事を捨て去った口に存在する事をお許しください

破り裂けそうな空っぽが 
どくどくと狂おしく音を立てど ....
腰を繋げるくらいじゃ駄目 この不安感は拭えない

狂った脳髄を 今すぐそのライフルで撃ち抜いておくれよ
切られて裂かれて食べられてしまったら 私はやっと安心して眠れるのだろう

繰り返す 乾 ....
空が手招いて、大地が手招いて、 引きちぎれ、ぶっとんじまった私は、
私は私は私は・・・と口をぱくぱくさせながら 、
「お前は誰?」と、やけに希薄な空に問いかける。
言語は共通ではなく、私に見 ....
いんざ だーくないと

背後からふくらはぎを
長い槍で突かれた
二の槍 三の槍飛んできて
背のドラゴンタトゥーの
両目を貫いていった
標本の虫みたく
アスファルトに磔になった

俺 ....
離れたくないから
ぎゅっと結びたかった
なのに 切れて しまった

あなたは遠くなる

急がなくちゃ
ばらけた糸を紡ぎなおして
あなたに追いついて
結んでこないと

待って
待 ....
陽が落ちた後

安堵感を湛える

紫色の時が好きだ

その中を君と二人で歩く

永遠なんざ

詰まんねェもんだ

そんなもんクソ喰らえ

そう思いながら
 ....
隔てられた 闇の空に  瞬く星は 儚くて

・*・〜・*・〜・*・〜・*・
5/29「自由詩」につづく
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=211219 ....
この世で一番ってほどじゃないが
悲しいことそれは
生煮えのラーメン
のびきったラーメン
タイミング大事だぞ

そう人生はタイミング
そんな歌もあったような
時間を自由に操れない
だか ....
月と同じシステムで
遠くに行った君
金平糖とシガレット
僕に残ったのはそれだけ
悲しいだなんて
努々思うまい
{引用=

  反射
 

手を翳す
六月の太陽に腕が焼けていく

街並みを平らに
人指しゆびでなぞった跡を
わたしたちは
歩きはじめる

昨日、降った雨は
今日を濡らして ....
 私の実家の犬には「ハナ」という名前があった。だが私はどうしても「ハナ」と呼べずに「犬」と呼んでいた。自然との流動的な親密さに耐えられなかったのだ。
 「ハナ」という言葉は他人の所有する暗がりのよう ....


いくつもの水際が交わる地点で、杉の木立が絶え間なく引用されては要約されている。切られた影をつぎはぎしてできた窓が幾重にも重なっては蒸発している。部屋の表情から捧げられた視力を集め忘れる。私は ....
  とうめいな言葉は
  とうめいな場所にたどり着く
  ぼくの言葉はぼくに
  あなたの言葉はあなたに向かう



  自殺者の言葉は
  ひえたアスファルトに砕け
  預 ....
そのままでいいから
にじんだ風景の中にいる
僕を見てごらん


見上げてごらん
輪郭のない青が
君の瞳に溶け込んでいく


わかるだろ
ぼくはきみじゃないんだ
いい暇つぶしにはなった、なんて心にもない言の葉を吐いては周りを湿めはじめた5月

強がりさえ見抜く人もいないままにそれが悲しいとすらもぼやけないままに葉だけが青くなってゆく
繰り返していくうちに ....
とても幸せなゆめでした。
これ以上の幸せがないぐらい。

もう、泣いてもいいですか?

なにか壊れ物のように君は言った。

僕はそれに答えなかった。

それに答えれなかった、僕は。
 ....
寒い。とても寒い。

私の下には、黄色や茶色、中にはもう半分が土となっている葉の数々が
離れたくなさそうにしている。

葉はそれぞれ意味を持っている。
さっき落ちたのは「幸せ」の葉。下にい ....
約束のない午後のアルコールを飲みこんで、いつまでも片隅に疲れ果てさせられている。空に変わる缶の重みを感じさせられながら、窓の向こうに霞んだ黄色の中に、景色の匂いをかごうとしている。窓の彼方に広がる日曜 .... {引用=
頭についていた紐は朽ちて
身体の紐は重さに耐えかねて千切れた

それは何かの始まりで
   そして何かの終焉だった


自立を知らない人形の
糸が突然ぷつん と切れて
 ....
階段を降りる

チュニックのトップスに
風が吹き

ふわりと
ふくらむ

妊婦さんのようだ

もう
子をもうける
能力もないのに

なんだか
気がひける

チュニック ....
{引用=
不完全な過去 不確実な現在 無知な未来



カスタネットの赤と青が嫌だったから
いつも校庭のすみっこで地面に円を描いてた
繋ぎ目がゆるんで共鳴しなかったから
いつも答案用 ....
朝の交差点で 
信号待ちの学生が、友達に言った。 
「本当の時間割を知りたい」 

昨日話した老父が、僕に言った 
「人の体の内には、星の数程の 
 細胞が、再生を、繰り返している」 
 ....
五月の橋の上で
生まれ変わったら
何になりたいと聞かれた

ねことか
とりとか

雨の日の林の中の
きのこ
なんてどうかなあ
ぷつぷつとうたうたう
春の腐植の土たち
立ち上がろ ....
温かい、他界
高い高い

そこに込められた思い

さよなら、さようなら
いまは別の世界へ

さよなら、さようなら
また会えるまで

亡くなることはあっても
無くなるわけじゃない ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
うたた寝小川麻由美0*10/5/28 22:49
カスピ海ヨーグルトあおば2*10/5/28 22:49
孤独の入り口ベンジャミン4*10/5/28 22:27
RED三田九郎1+*10/5/28 22:22
雨が降っているからOz110/5/28 21:44
映らないんデス大村 浩一8*10/5/28 21:01
「   」デラシネ0*10/5/28 20:59
私は私を保てない010/5/28 20:56
分裂1*10/5/28 19:48
スピアーズハイドパーク4*10/5/28 18:24
結び目朧月210/5/28 17:50
好き蒲生万寿2*10/5/28 17:41
希望(一行詩)[group]板谷みきょう2*10/5/28 16:30
タイミングふるる3*10/5/28 13:55
ひとり國朗110/5/28 13:50
街並み黒木みーあ2*10/5/28 12:58
動物の定義葉leaf310/5/28 10:41
探索410/5/28 10:32
なまえのない言葉草野春心210/5/28 9:40
Regret寒雪110/5/28 5:30
梅雨Mかわ010/5/28 3:51
もう、泣いてもいいですか?らふぃん・ど...110/5/28 2:41
izumi010/5/28 1:36
黄色の、色番田 010/5/28 1:15
light三上あず1*10/5/28 0:47
チュニック森の猫2*10/5/27 23:51
未慣性モーメント高梁サトル21*10/5/27 23:24
老父の言葉 服部 剛510/5/27 23:20
五月の流れる水の上でオイタル9*10/5/27 23:20
他界雄太010/5/27 23:17

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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