野火よ催奇よ
背たけを跨ぐ
おまえの金色
水に沈める腕の角度



夜は火です
夜は輪です
でも何も見えぬ
それが夜です








 ....
無口な娘
黒髪の娘
あなたはどうして
ここに居るのか



わたしはただ
あなたの睫毛と
あなたの雀斑を
数えていただけなのに







 ....
そのナイフを取れ

そいつで俺を突き刺せ

深く深く臓物に叩き込み

えぐりえぐり俺を世間へブチまけろ

生も超え

死も過ぎ去った

俺の躍動する腕が血をはき出す ....
ころしてほしい
たとえば私が私の人生などを喋りだしてしまう前に

ヴァギナ

杭を打たれた中心から
痺れるような喜びが弧を描き広がり 全身を包んでく
傷口は限りなく純粋な体液を滲ませな ....
だいじょうぶ
人類は
確実に
滅びへの途を辿っています

性欲を保ったままの鬱が押し寄せ
眩暈となって
この惑星を自転させている

それから長い長い雨が降った
もうすぐ訪れる不 ....
単両の錆びた電車が往き過ぎると
線路際に生えた花は 砂利の間から
頼りない花弁を揺らす
オオイヌノフグリ
セイヨウタンポポ
ヂシバリ
キジムシロ
ほうっておけば埃にまみれて
しまうだろ ....
仕事と仕事の間の
エアポケットのような
30分間

中崎町と天六の真ん中あたりの
こじんまりとしたおしゃれなカフェで
居心地の悪さを背負いながら
コーヒーを飲む
午後2時

この街 ....
わりと単純な未来
頭の隅っこでつむがれる色合い
里親に名前をもらったその日から
一定の指針は守られる

サラマンダーの威を狩れ
片方は二重で
片方は一重
要らぬ算用
せしめる孤児
 ....
心の砂浜に寄せる青い約束
ざらついた海の声が胸を掻き撫でる
打ち上げられた思い出はどれもしょっぱくて
あなたはその薄闇に一人佇んでいる

儚いあなたの声が海に浚われてゆく
途切れない波風が ....
CからGまでの過程をひとさしゆびで

簡単に

とらえきれないけれど

海にはじかれて

砂浜は


そうやって

キーボードをへこますのは、




しめしかた ....
哲学

自分と向かい合うための時間を作るために

未来と向かい合う時は既に過去になっていて
過去と向かい合う時も既に過去になっていて
現在の自分と向かい合う時は既に過ぎ去って行く

作 ....
指からこぼれる うたをうたう。

喉からあふれる うたをうたう。

食べるように 眠るように

あたしは毎日 うたをうたう。
伸びきった髪の毛を
掻き混ぜる掌の
温もりの中に
まどろんだ
あなたの瞳を
感じていた

シクラメン揺れる
窓辺に潜む
いびつな死神が
盲目を笑っては
光に溶けている

私は ....
数となって光りがふってくる
私を包む光り

とかそうとする
私のかちかちの心
少し震える足

正しいことをうたおうとする
あなたの文章に
風の中で触れた

そうです
と言おうと ....
必死でやってるのに
報酬は小指の先程で
手元に残るのは
疲れた体と怠惰な精神
お前ははいつくばり
屈辱をこらえて地べたをなめる


他人との関わりの中
気が付くと
利用され ....
あってもなくても足りなくても

満たされない

それが人の性だから

夢とか希望とかにうつつをぬかす

そうじゃないと苦しくって

そうやって繰り返し繰り返し



未曾有 ....
平素はクジなぞ当たらぬくせに




何だかその日は朝の牛乳がいつもより多く置いてあったり

雨も降らぬのに天井画の龍のように鮮やかな稲妻を目撃したり

 ....
何も見たくは無いと、目を閉じて

何を見たら良いのか

    (解らなくなってしまった。)

都心の電車は

定刻通りに駅に滑り込み

        いつもと同じ顔ぶれの
  ....
はだざむい夜は 皮膚をつないで朝をまつ
雨のふる午後は 髪をぬらして屋根に走る
わたしたちは すでに 与えられている

赤く灯る 血のような夕に

ほらみてごらん
一直線に祈りが走る ....
丸めた背中に抱きついた。

言葉よりも、態度で示すために。

(物を言わぬ行動は、言葉よりも気持ちを伝える・・・・。)


好きで
      
     好きで
     
  ....
さよなら

帰り際
つぶやいてみた

机に向かって

何千回も言った言葉の
それが本当の
「感動」のキーワードで
出てきたページを
上から順に見ていった

Google先生
今この瞬間に
涙を流させてくれないか
どんな感動で良いから

明日には笑える
小さな悩みだったと ....
彼氏が出来た

好きな人を諦めてみたら
視野が広がって

わたしを好きだと言ってくれた
優しくて素敵ないのくんと
付き合ってみようかなと思った

いのくんに悪いかなと
少し思ったけ ....
茶色の犬が走るのを見た
岩に腰を下ろして白の煙草をふかす
綺麗な楕円形の煙の形を捉えていた
描いた人の形をして消えてしまった
垂直な岸壁に青さを感じた
水色ではなく青色の波がある
寄せては ....
                 100602




なにかを感じるような気がする
姉と会ったのは一度だけ
30歳も年が違うのだから
お母さんのお友だちかと思った
それ以来、家族の ....
ひとつひとつ
家の窓にあかりがともりはじめて
空がかたちをなくしてしまうと
淋しさみたいな感情が
行き場を探す

そんなときは目を閉じて
くっきりと晴れた日の
空を思い出すんだ  ....
いったいなにが起こっているんだい?

朝起きてから

目が覚めてからずっと

よくわからないんだ

ちゃんと調べたら

たいしたことがないのかもしれない

ちゃんと調べなくても ....
何もない日が不安なのは
僕の心がゆれているからだ

縛られたい
アンカーが欲しい

ユラユラゆれ続けて
何処までも流れていくから

空の青さにさえゆらいで


昼休みにあてもな ....
ひろってくださいそれを
あなたからこぼれおちた
たくさんの煌めゆくもの

さびしい、とくちにする
あなたをたしかめようと
ていねいにわたしは砕く

言葉仕草匂い本棚

きっとこのな ....
  みじかい夕立が降って、
  シャッターのおりた中華屋の
  軒下にかくれた。
  けれども
  何事もなかったように
  傘をささないひとびとが、
  ぼくを嗤って過ぎて行 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ノート(凹羽)[group]木立 悟310/6/2 19:58
ノート(細夜)[group]210/6/2 19:57
動静蒲生万寿1*10/6/2 19:50
ヴァギナデラシネ2*10/6/2 19:42
火の星をもうひとつふくだわらま...010/6/2 19:28
配る人Giton2*10/6/2 18:59
ゆるやかに大覚アキラ510/6/2 18:52
維新電信Oz010/6/2 17:33
海の声遊僕民010/6/2 16:21
なげたコードさわ田マヨネ110/6/2 12:57
哲学……とある蛙7*10/6/2 12:06
うたうたい小鳥510/6/2 12:00
星の夢のおわりにゆるこ310/6/2 10:21
そとの光り朧月110/6/2 9:28
Come Around寒雪010/6/2 9:14
廃棄物yoyo110/6/2 4:32
川向こうの大火TAT1*10/6/2 2:37
恋×乞い×こい。梓ゆい010/6/2 1:46
ボートはるな210/6/2 1:34
staffroom梓ゆい110/6/2 1:27
さよなら佐藤伊織010/6/2 1:21
キーワード010/6/2 1:17
六月一日cass210/6/2 1:15
物語は生み出された番田 0*10/6/2 0:59
空色の損、ソーダ水 2あおば4*10/6/2 0:38
空のかたちベンジャミン1*10/6/2 0:29
いったいなにが起こっているんだい?真島正人1*10/6/2 0:09
ゆれるからアンカーをkauzak4*10/6/1 23:59
破砕010/6/1 23:34
雨やどり草野春心010/6/1 23:09

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