腐敗しきったこの大地に乾杯
傾けるグラスの中身は
毒入りの白ワイン


コバルト色に大気が染まり
我々を肺病にしてしまう
酸性雨がセミパラチンスクの子供たちに
容赦のない洗礼を浴び ....
夜中にふと、会いたくなるのはあなたじゃない

あなただったけど、あなたじゃない

枯れた薔薇を絵の具で紅く塗る

かさかさという音がする


花火の音がきこえて窓を見つめた

ラ ....
暗闇ができた

花の水遣り、夕方の散歩、衣替えに夕食の準備

光で埋める

あたりまえの日常のほんの1センチに差し込んでくる闇

光で埋める

いっしょうけんめいに皿を洗う

 ....
わたしのことばをわすれたら

いつか、いっしょう、いつまでも

あなたの言葉がつかえない

せかいで、おどって、てをつなぐ


ことばをみつけるその日まで

透明になったとこばを ....
表情の希薄な感情もひとつ灯りに咲く草花
摘み取れというメメントモリ
根こそぎ掘り起こし太陽への捧げもの
怠慢に寝転びながら何も考えず
ガラスの向こうに横たわる草を眺め続けた
哀れ ....
いろいろと・・
思うようにならないこと

かえってこない 返事


わざと ではないけれど
返事の書きづらい 手紙を 出してみた

少し 余分に 考えてもらいたくて


はみだ ....
あまりにも
その骨は白すぎるから
どうしようもなく
美しいのです

バクテリアの嘆き
コンクリートの底
ナマズの合図

美しい花を咲かせましょう
水分に富んだ
麗しの花を
綺麗 ....
私はミジンコだ
言葉をなくさせられている
私の心は 何も見えない
家路にすら見つめることなく 探索する

闇で私は 何を考える
一人ぼっちの繁華街を

想像することなどないのだ
死刑 ....
 
 
都会の道ばたに
一人立ちつくす感じと
故郷の川べりに
一人立ちつくすあの感じは
とても良く似ている

人は道を泳ぎ
魚は水底で働くのだ

生きるために
どちらも正しくて ....
 
 
川であそぶ
私と私
私はどうして
二人なのか
水面に写る
ある日の私
水切りしたら
私が消えた
渡船の船尾から
私が私に手を振って
私も私に
手を振った
ある日の川 ....
今朝、彼女の感傷が洗面台に溜まっていた
それは明らかに濃く濁っていて
底が見えないどころか
何色かもわからなかった
彼女がどこにそんなものを溜め込んでいたのか
考える気も起こらなかった

 ....
やさしさならば
うけとれるけど
そうじゃないなら
くるしいだけね

おそれまぎゃくの
あなたさまから
そんなきもちは
ききたくなかった

いつもじかんを
テイクしてくれ
いつも ....
牛です私決めました出産ですお立ち会いのもと牛です私牛です出産です決めましたお立ち会いのもと出産します牛ました私です決めました私牛を出産します。


産まれました
白と黒の牛は仔牛と呼ば ....
誠実じゃない
日が沈む
誠実じゃない
一日が終わる
誠実じゃない僕の
誠実じゃない一日が
あの山の向こうに沈んでゆく

貴女を慰めるよりはむしろ
傷つける途を選択する
そうなると ....
雨が降っている
とても素敵な雨が
道路の埃をすべて洗い流して
この世の憂いを
すべて洗い流して

死にたい気持ちが
いつまでも消えない

寝るとき
もう二度と目が醒めなければい ....
岸に咲いてる、雨の花 
魂宿る、雨の花 

その透明の面影は 
何故だかいつも腐らずに 
僕の隣で、薫ってゐる。 

それは愛人のようであり 
それは女神のようであり 

いつでも ....
いくら頭を抱えても 
仕方のないことで 
うじうじしている自分の{ルビ面=つら}を 
本の頁から取り出した 
厚手の{ルビ栞=しおり}で、ひっぱたく。 
 
【憐哀SHOW】



 愛は見えない心の探り合い
 まるで駆け引きね
 お互いに都合の良いところだけを見せ合って
 そして我慢出来なくなった方が負けなのよ

 い ....
サイダーは陽射しで
わたしはまなざしに
溶けてからんと音がなる

はずかしいくらいに慾をむきだしにして
蝶々が卵をうみつける
濃い影が床を一周するあいだに
わたしたちは手をつなぐ
 ....
水を殴って飛沫を掴め
取り逃がした飛沫から水滴を掴め
と、音の遠くなりつつある声を反復し
頭には"雨に唄えば"が繰り返される
日の出前の大晦日の
(しんしん、とした)
 ....
 それが気になり出すような季節に
 彼女はあえて
 メールを送って来た
 一日一通だったけれど
 それがすでに
 一ヶ月弱続いていた

 写真つきのメールもあった
 顎がちょっとしゃく ....
仲間の為に
命を捧げよう
自分を殺して
人の為に生きよう

いくら自分は
辛い思いをしても
人が一人笑顔になれば
それでいい。

少しでも良い思いを
させて上げたい。
苦しみを ....
薔薇は
許されたかったのだろう

棘をまとって
なお、
許されたかったのだろう

それゆえ薔薇は
愛された

かつ、
おなじ分だけ
避けられた


薔薇には罪が
 ....
風説
風に喰われたページ
歯形
柔らかく
ソフトスクラッチ
紫陽花の葉半分
雨に討たれて
映える


蝸牛
本を閉じて
君を見つめて
風殺
エロシズム
欠けたページは ....
昼下がりのデイサービス

じっちゃんが起きてきた

暇さえあれば人の顔見てボソボソと話し

私の傷心に塩を塗りに来る

飽きたら違う人をみつけては

渡り鳥みたいに群れに加わる
 ....
残されたのは私と、
醒めない絶望

前髪を掴んだまま
落下するカナリア

窒息の底無し、

(ふれた)

何かを失うほうが
いいと思った

願いを、そっと
つぶやく

 ....
噛み付いた歯の先から、刺激


微笑みの国タイランド
とにかくひどく蒸し暑くて
立っているだけで背中を汗がつたう
ホテルの側で借りた自転車には
鹿児島県の防犯登録証が張り付いていた

 ....
もう同窓会は終わってしまったが

アンタに会いたいと思った
アンタがどんな先生に
おなりになっているか

あたしは
クラス委員

学級崩壊し
不登校になった女子を
かばった

 ....
イライラしているとき
心がザワザワしているとき
私は決まって 部屋の掃除をするのです


変なクセ毛ができて なかなか直らない朝にも
チカチカ切れ掛かってるキッチンの蛍光灯にも
まる ....
エアコンの下で
冷たく乾いた体を

ガーゼの夏布団で
まるめこみ

このままずっと
とろけていたいよ。
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
Only Gonna Die寒雪010/6/4 7:00
「おわり」猫のひたい撫...010/6/4 3:08
光で埋める010/6/4 3:07
わたしのことばをわすれたら010/6/4 3:06
河の中州ベルヤ010/6/4 2:55
はじまりの うたゆびのおと210/6/4 2:02
白い子Oz110/6/4 1:54
壁の街へと番田 010/6/4 1:50
生きるために小川 葉610/6/4 1:41
ある日の川410/6/4 1:11
感傷七氏010/6/4 1:04
ありがたき、ふしあわせ邦秋0*10/6/4 0:38
寄せる上げる潰す破裂手乗川文鳥21+*10/6/4 0:20
誠実じゃないふくだわらま...110/6/3 23:53
雨が降っている010/6/3 23:52
雨の花 服部 剛510/6/3 23:18
目覚め610/6/3 23:11
憐哀SHOW綾瀬たかし010/6/3 23:11
まなざしはるな310/6/3 22:38
_ehanov010/6/3 22:06
気になる季節藪木二郎010/6/3 22:02
我が身を捧げペポパンプ5*10/6/3 21:50
同罪千波 一也3*10/6/3 21:38
6月秋也110/6/3 21:23
赤紙伽茶310/6/3 21:14
果実110/6/3 21:10
空色の損、ソーダ水あ。14+*10/6/3 19:48
先公(センコウ)森の猫3*10/6/3 19:40
心がザワザワした日には涙(ルイ)510/6/3 19:38
とろん小鳥210/6/3 18:51

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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