100606
60サンチの艦砲射撃で街の中は大混乱
命が大事と逃げ出したくなるのを踏みとどまって
物干し竿を売りにゆく
20年前の価格ですと
ラウドスピー ....
あんたはさ
もう、何もしてやれないと言う
あんたから見たら
私はただの駄々っ子なのね
あんたは言う
忘れた事はないっと…
私は忘れようと必死なのにさ
忘れるな ....
{引用=まるでスワローテイル
君はいつも強がってばかりで
悲しいことを悲しいようには言わないから
いったいどれほどの悲しみが
君をそんなに強くしてしまったのかを考えてみた
そんなある ....
それだけ、(よ) ほしいも
のは生みだせるから スト
ロウを分別して頂戴。しゃ
かいの授業でならった で
もわたしの目には噛んだ跡
がそこいらじゅうにあって
、昔いたらしい怪獣の記憶
を ....
森色の波がプールの上を泳いでいる
白っぽいひかりを辺りに散らしながら
沈澱した生命を揺らしている
四角く溜まった小さな地球
夏になったら流されるよ
そこに箱船はないけれど
春がきた ....
電子レンジに入れないでください。発熱しても
心配ありません。DO NOT FOOD ひとといて、
熟れるようよ、と言った瞬間 切断面を錯覚し
て 覚めやらぬ夢をCT にかけた 飲 ....
雨が花の形を整えていく
わたしたちは共通の言葉で話し
共通の言葉で
触れるべき場所に触れる
民家の前にぽつりと置かれたバス停で
傘を差してバスを待つあの二人は
親と子なのだろ ....
八月の市営プールが君のノスタルジア。
脚立みたいな正体不明の監視装置に鎮座する五十格好、
主婦を悩ます排水溝のぬめりに近似したプールサイド、
二十五メートルを往復している小型 ....
開け放たれた窓から光がさす
本当は好きじゃない
まだ布団の中で、まどろみの中で
眠っていたいと思った
けど、差し込んでくる光を受け
風に揺れる木々にふと目をとめ
あぁ、今日は晴れかと思うと ....
呑み込まれる
視線が揺れる
瞼の輝き
跳躍する躍動
交わる螺旋
兎
虹
細やかなその他
欠陥の偽り
真面目なお父さん
正確なビート
空は曇り
心は晴れ
涙は流れてはい ....
黒くて四角いその車
彼のと同じだれかの車
きのうの夜に連れてって。
青い空と、私も一緒に。
投光器に照らされ
もう逃げ場が無いといったところで目が覚めた
自分の叫び声で目覚めるというのは精神的にどういうことなんだろう
とりあえずあまり良くはなさそう
変な汗をかいているそれから ....
きみは気付いていない
だから
いつもまぶしい太陽から
目を伏せるように
俯き加減で
猫背のまま通りを歩く
きみは気付いていない
本当のきみは
とても魅力的で
本気を出 ....
ナニかしたいと
思っていました
ドコかに行きたいと
願っていました
ナニか出来たら
ドコかに行けたら
でも、とまた区切り
ずっとナニもせず
ソコで丸まっていました
....
重い雨が降っている
重い水が降っている
土くれになるはずの肉塊を
池に沈めれば
浮かんでくるのは
感覚のない 時の澱
「君ばかりが悩む必要はないんだよ」
背負い込んでいるのは ....
空っぽな日々なのにひどく疲れている。俺なんて「誰にも存在しない」のだろう。庭は日の光を浴びてガラスケースのような色をしている。白色をした煙草の煙も芝に漂っているように思える。俺は目玉化してそれらを捉え ....
半径1キロは 眉だけちょいと描き
でかけてしまう
基本 ファンデーションは
嫌いだから
細かいピュアパウダーの
薄いファンデを
専用のブラシでくるくる
なぞる
ピンクのチークも ....
幾つかと問われればただ指を折る
頃を過ぎてもただ指を折る
背伸びをし過ぎた私の深い爪から
こぼれ落ちる魚
夜の底の青
水面をすくう
静かに、丁寧に
どんなに気を配っても
波紋は広がる、 ....
キミとの出会いは
まるで予測できなかった
でも
あたしは
宇宙の法則を知っている
七文字の・・・
その法則が
あたしとキミを
引き合わせたとしか
思えない
あたしが
....
*
ギターの弦をはらう (音が鳴る)
柄(ネック)をたたく(音が鳴る)
ギターの腹を起こす (トントン)
背中をひっくり返す (ふくよかな音が)
響 ....
ここが僕の新しい寝床だ
うず高い廃家電のベッド
人懐こい重油の匂い
腹の虫をアジる革命のような
焼き立てパンの香りも
まさかここまで追ってきやしないだろうから
もう安心して唾液を胃に刺せる ....
新しくまた傷ついて
素晴らしいはずの明日を捨てる
今日の分だけ感受性は衰えて
折れたアンテナは雑音で燃えている
黄緑の水と
青色の僕と
無神経な混沌
限界まで圧迫されて凍ってる
....
あんなにたくさんの人がいたのに
今はほとんどいない
どこに行ったのだろう
死んだ訳じゃあるまい
消えた訳じゃあるまい
なのにどこにもいない
あんなにたくさんの人
あんなに ....
1センチメンタルの感傷を
長さの単位に
置きかえていく
長さは日々伸びていき
縮むことはない
ただ、忘れてゆくのだ
見あげる夜空に輝く星まで
何センチメートル
ある ....
忘れたいがための
白砂に
手は、
わたくしの手は
ひかりを持て余すことだけに
精いっぱいでした
乱反射、のもたらす
甘くも厳しい
まやかしを
上手なことばで
見送れなく ....
ファワ〜ンってなって
ふわふわしたかと思うと
片足がズボッってハマって
あっ…って思った瞬間
ズボボボボッ
ゴボッて
消化不良みたいにシャボン玉に吸い込まれるんだ
....
白けちまって
ウンザリだ
なんていやらしい結局あんたら僕の
優しい心が目当てだったんでしょう?
穢らわしぃったら ....
あんなに焦がれた貴女との花解き
たったの一度ことなるならば
一度だけが故それがこんなに苦しいならば
なければ良かった
そんなに恋しい訳ではなかったが
たった一度の花解き
男は忘れる ....
物を燃やす機会は 乏しく
もう一派の世界標準にも
触れる時間が近頃ない
押し黙った身体を運ぶ週の積み重ねに
息を抜くこつを学んだり 忘れたり…
「今日は蒸し暑かったですね」と 振り返れば
....
私が星をすきだというと
触れにゆこうとあなたが言った
高い山にゆくでもなくて
広い海にゆくでもなくて
そこの川に連れて行く
私が月が見たいというと
君にあげるとあなたが言った
夜の外 ....
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