娘の男運はもしかして
女遊びの因果ではないのかと
たまに思ったりもしたものだ
若い頃は勢いに任せて馬鹿な真似もした
何故、あいつがメガネに適わぬ男ばかり
それも救い難く安い奴ばかりに行くのか ....
だれに みせるわけじゃない
けれど

いつしか
ピンクのランジェリーを
好んで 身につけるように
なっていた

ピンクは恋の祈り
恋するピンク

あたしに
恋の妖精よ
落ちて ....
 
 
 
【初恋】



 膨らみはじめた小さな胸が疼く

 染まる頬と

 炎のように燃えあがる心

 淡い蕾がそっと花ひらくような感覚

 それが恋だと知った日
 ....
涙は無尽蔵のあるものでは
ないらしい

泣きはらした夜を過ぎ
涙は 枯れた

ひとまわり
ちいさくなった輪郭

はっと
我にかえり

手鏡をのぞき
ローションパックをする
 ....
ダンボールを開けると
そこには懐かしい本や雑貨が詰まってる。

「おかえり」

前にいた所の空気に包まれた私の宝物たち。
ずっと置いてきぼりでごめんね。
私は、あなたたちのおかげで生活で ....
白んだならば
底冷えの、
日は背いて
曇り空
ああ 又

ざっそうは
服を垂らし、
冷や汗をかく
うやむや な
散策に

ああ

又、ほてる
苦虫は、
あっけら ....
主張の失われた
牢屋の囚人を 演技させられた
聴衆に苦しませられながら 叫ぶ
人の向かうだろう 出口へと


私ははき出している
低い舞台に 立ち続ける
アメリカ人のような洋服に抱こう ....
ゼラチンで固めたはずの
歯ごたえのない決意は
なまくらな陽射しに
もう溶けかけている

サイドブレーキをかけたはずの
座りの悪い忍耐は
他愛ない傾斜に
もう転がり出している

 ....
蒔く
育む
水をやる
時には土を替える
水をやる
時には日陰に置いて
時には肥料を
時には高い腐葉土を
大事に
大事に
育む

時には
囁いて
時には
抱き締めて
時に ....
{引用=


俯いていた顔を、窓の方へ向ける。たぶん、うちの親あたしのこと産んだの後悔してるんだよね。と、千桜はベッドの上で足をぶらぶらさせながら、けだるそうに語尾を伸ばして呟いた。

「最 ....
息するように死んでいって
息するように泣いて
息するように嘘をついているね

嫌われたくないなんて嘘で
本当は嫌いたくないだけ
夢が覚めるのを恐れて
不眠症みたいになっている


 ....
ジーザスよ
  君に取りつかれてからというもの
俺の人生は散々だ
 君が知っていることすべて
俺の知っていることすべて
賭けろ 賭けろ 賭けるんだ
  貴様のその肉体を賭けるんだ
だって ....
遠い風/海の凪
光の海/遠い風

潮騒を割り溢れ出る光の帯
遠く海を渡るカモメが一羽

君のもとへ早く
焦らずに帰ろう
遠い風/海の凪
もう陽がしずむ
曖昧になる境界

遠い海 ....
青春はとうに過ぎてしまったけれど

どの辺りがそうだった?と問われれば迷わずにあそこだったと指を指す




YやんやK君やその他諸々 ....
空は青すぎた
夢みたように青くて
黄色い帽子をかぶった子供たちは
疑うことの無い目で
ばらばらと 塊になっていた

交差点で その塊は
黄色の子供は乗り出す
車は知らん顔で過ぎた

 ....
青に溶ければ血が滲む

砕けた石をかじかみの触角で探り当てた

夢…

青に溶ける

青く溶ける

青は溶ける

全ては

万感・脆弱・憔悴・権化

花 ....
水面でしか
星を知らず
星に抱かれるように
しんでいった
空を知らぬまま
星を見るのは
幸か不幸か
ただ何も
うつらない
空と水を知るよりかは
くうかんに
ねじをさしこんで
時間を保っている
ひとびとが
無意識にしている
プラスチック製造工場みたいな
くうかん
これは
いくつもつぎをあてられて
ねじをうちこ ....
水溜りに
水滴が落ちました。
波紋が伝わり
終わりました。

人を幸せに導く
私達の世代の務めです。
よく考えよく行いよく笑う
人を許して、優しくしよう。

命の波紋を伝えて
皆 ....
むかし
落ちていた石ころが
月になりたい
と泣いていたので
僕は
星にならなれるよ
と笑った
石ころをつかみあげて
力いっぱい遠くへほおる
すると
涙が尾を引いて
石ころは帚 ....
青いベッドに横たわる
素敵な君へ

静かに水中に手を入れ
僕は君に触れる

許可無く触れる事に
怒っているのかもしれないけど
悪戯とちょっかいを出すのは
僕の性格をよく理解してくれて ....
太陽は
さくさく さくさく夏にしてゆくよ
さくさく
いつまで咲いているのって
言われるかもしれない花は
あわてて風に開ききったカラダを揺らす

袖だって半分だ
裾だって短めだ
足だっ ....
ねこのここねこはねこのこねこで
ねんねこねんねこころころころ

このこはほんとうにねるのがすきで
ねるこでねことはむかしのひとは
うまいこというな 
とおもったひるでした
正午の光が見える外
ゆらゆらと揺れる私を
あなたは見てくれている

狭いとは思わないけど
広いとも感じない
本当は海がいいんだろう?って言われても
だって意識がないんだもん

私がど ....
忘れられた小さな空がある。

初夏の風を受けて
駅に続くなだらかな坂道を
歩く途中にある
金網のフェンス越しに

名も知らない花の群生
赤紫の小さな花を
背の高い茎にたくさんつけなが ....
お願いだからどうか
どうか君の横で眠るその人を
起こさないように
声を立てないように

唇に指を当てて
僕はおびえた顔の君を眼で制する
そのまま動かないで
なにもしゃべらないで

 ....
 
 
庭にいたはずのニワトリが
二羽いない
はじめから一羽だったのか
あるいは一羽もいなかったのか

隣の家から
客が出ていくのが見える
名残惜しそうに
もう柿を食べることはない ....
おめでとう
終わったことが良かったんじゃなくて
結果の良し悪しがどうとかじゃなくて
スタートラインに立ち
誰よりも輝いて見えたきみに
ありったけの笑顔と
溢れんばかりの涙を携えて
 ....
いたみ このいたみ

今日の闇を 明日の光を
にぶい絶望を するどい希望を

舌に降り落ち 歯を押し入る あの味を
肌にすりより 陰部をかける あの人を

すべてをぬぐい去り ぬり潰し ....
{引用=――わらべうた}


空は晴れていました。それはもう、
実にみごとに晴れわたっていまし
た。僕(子供)は逆上がりができ
なくて、学校でみんなから笑われ
て、からかわれて、そのせい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
salco5*10/6/12 2:26
恋するピンク森の猫1*10/6/12 2:02
初恋綾瀬たかし110/6/12 1:53
枯れた肌に森の猫1*10/6/12 1:46
おかえりizumi010/6/12 1:45
くもの巣ふるみ010/6/12 1:28
私の、教授番田 010/6/12 1:23
いったりきたりnonya6*10/6/12 1:18
breeding noiseOz210/6/12 0:54
千桜黒木みーあ0*10/6/12 0:40
三上あず210/6/12 0:02
Judasカナリア010/6/11 23:01
遠い風kauzak11+*10/6/11 22:02
YとKに捧ぐTAT2*10/6/11 21:44
下校風景朧月310/6/11 19:26
語りたきこと蒲生万寿010/6/11 17:51
星を抱くはるな010/6/11 14:26
ねじ110/6/11 14:26
波紋ペポパンプ4*10/6/11 13:27
帚星の由来について國朗410/6/11 13:10
付きっきりジェリーフィッシュ酸素の枷3*10/6/11 12:57
太陽の季節朧月110/6/11 12:49
ねこのここねこ冬野 凪110/6/11 12:36
寝たきりジェリーフィッシュ酸素の枷4*10/6/11 12:19
小さな空……とある蛙20+*10/6/11 11:15
sound of silence山田せばすち...410/6/11 9:50
早口言葉小川 葉110/6/11 8:48
輝くきみへ寒雪210/6/11 8:11
はらいたR.F.1*10/6/11 7:16
幽霊のひもの[group]岡部淳太郎20*10/6/11 5:21

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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