雨の日に
傘を差して
公園まで行った

ブランコも
滑り台も
みんな
みんな
雨に濡れてた

誰もいない
公園は
とても
静かです

雨の音だけは
聞こえます
平和を
願いながら
少女は
鶴を折った

病にも
苦しみにも
負けずに

少女は
ひとつ
ひとつ
折鶴を作った

戦争のない
二度と
同じ悲劇を起こさないように
願い ....
あなたに
抱かれて
うれしかった

淋しかったから
いつも
あなたの
そばにいたかった

あなたの
身体に触れたのは
はじめてだった

はじめてのキス
そして
あたたかい ....
僕には
何もない
僕には
出来ない


手足だけ
埋められた気分


目の前で
黒円が
ツイストを踊る


どうしたんだろ


何も出来ない
何にもない僕
言葉は正しく
ついでに思想も清廉に
身支度も整えて
こうして
うそだらけの僕が一人
出来上がりました
すすけていじきたない
普段の僕は
きれいな繭に
おしこめちまおう
特大の飴玉を飲み込んでも死ねませんでした
熱いチョコレートをバケツで被っても溶けませんでした

「この甘い気分のまま死んでしまいたい」

とは
どうすればいいのかな
 ....
車椅子になった息子の為に
車椅子ごと 乗り降りできる
車を買った

ほとんど 即決でマツダのデミオに
なった

それまでは ずっと中古の
普通車だった

その車は まるで
あたし ....
 
 
休日の午後
自転車を走らせたら
荷台に乗せた息子が
妹って何、と
わたしに問うのだった

わたしは答えた
おかあさんが
まゆみちゃんの妹で
おとうさんの妹が
かおりちゃ ....
{引用=
紙上に佇む
痩せ細った枯れ木
磨り減ったペン先がつけた
掻き傷の隙間に
深く根を張るインクの滲み
どこに行くとも
なにを残すとも
示さぬままに
埋まってしまった行の終わりの ....
あたらしいかばんの中に
あたらしい男の子

あたらしい男の子の手で
あたらしいわたしになる

わたしの泉はあふれ出る
窓の向こうには雨が降る

あたらしい一日の手前で
あたらし ....
とんでもないウイルスが流行っちゃった
とにかくドバーッと急激に地球に降り注いだ
その速度たるや、なんかもうやばかった
人間だけが感染する、死亡率120%のウイルスだ
人々はバタバタ死んでいった ....
  不自然。
  風吹かず、散る、
  人格、人情、人間性。僕、僕、
  ぼくは散る。
  句読点。ぼくはオノマトペ、
  ぼくは感嘆符、感動詞、畢竟、雑音。
  プラスチック ....
{引用=ただそれだけのことなのに、
ただそれだけのことが、
ちっぽけなんだけど、
それがもうすべて。}
自分という分
それは世界の一部分
60億種類の自分があって世界がある
自分がない人なんていない

俺には自分がなかった
だからさんざんつけこまれてきた
誘惑されまくったし いじめられまく ....
確かに血脈を感じた
波打つ皮膚
怯えた気配
低い声
腫れあがる
崩された意図
育ちすぎた
新月
潰れる意識の最下層
腐蝕してゆく
銀色
受けた悪意を憎しみで返してはフモウだ、と
そう言われても、この手は随分前から汚れていたんだよ。

笑われたら怒って
陰湿なことにはそれを返すし、
周りのみんなと
同じように汚れていたんだよ ....
生きているだけ

それだけで良いと、あんたが言う

生きているだけの死体

それだけで良いと、あんたは


あんたは


そんなあたしで良いと、言うの?



ねえ
なんでもない一日なもので
なんでもないものを食べる

そうして気がつくと おれは
クレータ島のミーノータウロス

生き物であるから 腹は減るもの
出てきた人間を ながしこむ

7人の ....
馬鹿だから
もうあんまり覚えていない
それはとても大事なことなのに
それが無いと生きられないような
とても大事なことなのに…

ゼエゼエ
ハァハァ
あの時の呼吸音
シトシト
ペタペ ....
どれだけ考えても
どれだけ思い出そうとしても

必要な言葉が
口から音となって
意味を成した
文章で
出てくることは
ない。

私は
失った。言葉。
そして
それらを
つ ....
お母さんがシンゴのことやさしいひとだね、って言ってたよ、

このまえカワバタをお母さんに紹介した
お母さんにポリタンクふたつぶん水を渡してお母さんからヨシミは電動自転車をもらった
なにかで当て ....
シュリルシュリルリシュリルリリ

僕らというこの現象は
溶けきれずにはみ出した
二酸化炭素の泡沫です
着色された青色の
歪められた電灯です
落ちることの許されない
小さき声の記号です
甘味料に騙されな ....
早く死ねばいいのに死なないのは嫌がらせなのかと
1日3回言われることになった
めがねをかけた
細い男から
いわれる

だから殴り殺すのが
いちばんいいが
だめなので
できない

 ....
{引用=砂漠のように乾燥して
地球を一周してきたような風が
ビルという山脈の間を駆け抜ける
巻き上げられたように歩く
人の群れの行く先は
小さな箱みたいな
壁に閉ざされたわずか ....
このように途切れ
このように降り
このように顧みられず
このように忘れ去られる


このように近づき
このように従い
このように落ち
このように笑む


こ ....
恋しくて恋しくて
依存したくて
いつも一緒
楽しい

いつも話して
いつも笑って
いつもいつも
幸せでいたい

どんな辛さにも
耐えて見せます。
どんなに苦しくても
貴方を信 ....
仮眠していた
動物のように
本能だけで動けばいいのに

優しさの言葉
身に纏って
だれにもすかれようと
愛想笑いする

本音を言うのがこわいだけじゃなくて
憎むことがこわいから
 ....
{画像=100613231219.jpg}
{引用=



黄昏たちの回廊
夕闇に漂う影が伸び
遊び疲れた風がぬける
 ....
泣け
なにがあったか言わないままに
泣け
きかずともよいだれの言葉も
泣いていればよい
悲しくなくとも

生きた
生かされた
産み落とされたなら

どんな叫びでもかまわないのです ....
まだ固いスーツを初めて着た日は
苦笑いをしながら君に見せに行った
確かアザレアが咲く季節だった

明日から社会人だよ、と
半分不安めいた口調でそう言った
確か猫の恋が始まる季節だった

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
だれもいない公園そよ風さん5*10/6/14 11:59
折鶴3*10/6/14 11:56
ぬくもり2*10/6/14 11:53
Nothing Man寒雪210/6/14 10:16
Decoration210/6/14 10:15
スウィート・ロンリーガール梨玖410/6/14 8:39
愛しのデミオ森の猫7*10/6/14 4:23
きょうだい小川 葉510/6/14 3:50
6月の海高梁サトル22*10/6/14 3:43
あたらしいかばんはるな410/6/14 2:16
神のコンペぽこぽこへッ...3*10/6/14 2:05
部屋草野春心010/6/14 1:34
世界がすばらしい理由ゆうと1*10/6/14 1:10
自分の分新守山ダダマ310/6/14 1:01
柘榴010/6/14 0:46
生きるカタチ山岸美香5*10/6/14 0:43
それだけでいのせんと110/6/14 0:34
うしの丼R.F.010/6/14 0:02
馬鹿だからOz310/6/13 22:45
言葉izumi110/6/13 22:39
滝と月吉岡ペペロ510/6/13 22:37
炭酸水と夏の気配クローバー2*10/6/13 22:33
めがねをかけた細い男からいわれるa210/6/13 22:02
砂塵の街ベンジャミン4*10/6/13 21:55
ノート(47Y.6・13)[group]木立 悟210/6/13 21:38
フルートの音色ペポパンプ5*10/6/13 20:35
うそつき朧月310/6/13 20:20
紫陽花よまどろむ海月8*10/6/13 19:20
ともかくも泣け朧月210/6/13 18:58
いつかいつの日か、透明になる君に梨玖2*10/6/13 18:46

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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