私は明日を考えることなく立ち続けるだろう
今日としての景色さえ私の体には 明確には 存在しなかった
スーパーマーケットの中で 果物を 口にしながら 私は
見えないものを 思っている ....
目まぐるしく
蘇る過去の記憶に
押し潰されそうになって
無理やり引っ張り出した糸で
あなたと結び付ける
結んで
引っ張って
こじつける
嫉妬 ....
ぼくらの夢は いま 夢みることができない
あり地獄に飲み込まれたように
翼をいっぱいに広げ
なんどもなんども抱き合ってきたのに
ぼくらの夢は いま
流砂に飲み込まれたように
夢み ....
自分が切れ者であると
主張したい男が
受けるテストが
下司風テスト
(ゲス・フー・テスト)
そういうの
自分が切れ者であると
主張するたびに
落雷があって
死ぬべきなのに
....
自由を弄ぶように
放たれた色
その花びらは
背景を飲み込んでしまうほど
鮮やかにひろがっている
重たい首をしならせながら
それでも
うつむかないように
あなたは
その滑らかな ....
全てが好転してきた
全てが充実して
全てを天に委ね
一部を手に入れる
空は快晴で澄んでいる。
何を言っても聞こえない。
太陽がまぶしい。
風が吹く
人は死に
人は生れ
人は ....
雪のひとひら 概念的な整理や体系化 は 作曲 を 伊豆諸島の鳥島や尖閣諸島の南小島で繁殖する 入り込んだ
古き時代 に バイオハザード を 災害救助犬の育成 に 政治的な ....
おだやかな喧噪の中
肢体を浮かべ そして、ゆっくりと沈めていく。
市営プールの水は 軽やかに
そしてその身深く すべてを溶かしこんでいく。
汗や洟や涎や涙や膿も
吐き出された空気や抜け落 ....
最後のピースをいとも簡単にはめる。
今回はどんな色?模様だった?
完成してはひっくり返して
バラバラになったピースは
また生まれ変わって
ぼくのもとへやって来る。
虹色も、ハートの形だ ....
果物ナイフできみの
胎のあたりをちょっと切ったら
どろどろとした詩がこぼれてきた
その飴色の液体は
ぼくの手のうえを這い
フローリングに落ちて広がった
....
梅雨だからって
やたらと空のうたをうたってしまうような
どんな空気だか流れているのだろう
テレビからなにかお知らせがあったのかしら
価値というものを考えてみて?
でも濡れるときは どんな ....
茫漠
すぎてゆくなかでの空気との距離が春をかえ
目をほそめるかれさえも浮遊されていた
宵に浸かってゆく丘に、しずかにおちる(あなたと)星が、
ぼくはまぶたをあけても見えなく ....
誰もが眠っている
それでも朝顔は咲く
日が昇るよりも早く
花火よりも明るく
夏空よりも青く
どこかで朝焼けを待つ
心やすまらぬ人たちのため
朝顔が咲く
炎を植えてやる
お前がセックスを愛してるならググッて検索し
成る程こういう感じかって風俗に通い詰めて体得した
エロ ....
微動だにしなくても
噴き出した汗は止まらない
デブにとって
死の季節がやってきた
お願いです
室温は15℃にして
冷え性の方は
防寒具をご用意下さい
でないと
僕は
みなさんの想像 ....
いつ果てるかわからない
通学路の行きつく先について考えていた
履きなれない道で靴擦れを起こして泣いた
あの時頬を叩いたのは母だった
空を水色で塗りたくれば正しいと
押しつけられたような気 ....
泣けないボクは考える
(瞳を想う 唇を想う)
言葉に出来ないもどかしさは
(指先を想う 首筋を想う)
何なのだろう
(肩を抱く 胸に触れる)
悲しいのか 苦しいのか ....
手つなぎ鬼
手はなし鬼
追う声を呑み
誰もみな鬼
明るい網戸
羽の失い虫
みどり飽和
みどり喰む虫
見つかりません
見つかりません
あなたは順路 ....
小学校のとき
都会と田舎のはしっこ
そんな所に住んでいた
授業に出ずに
校内を走り回った
追いかけて来る担任や
追い出す担任
クラスで1対多数の喧嘩をしても
引き下がらなか ....
梅雨が来てると
つゆ知らず
この霧雨は
知らせの雨
あなたが来たと知らせているの
やさしいあめ
世間一般常識とされる物事の
探求を放棄せよ
幼女を出発点とした
己の真理を探し求めよ
あなたの内部で幼女を自身のものとし
我が神
我が心
我が想い
我が魂
我が身体
という ....
遠くでノックするおとが聴こえるのをずっと待っている
ドアの向こうの、ドア
夜はさみしいのさ 正常を逆走しているから
その行為に由来するせいめいがうごめいて 無条件に肌色と平熱を待ち望 ....
こんなに悲しいのに
誰もぼくのこと理解していない
少年は海を前に呟いた
猫は鳴き声をあげた
少年には賛同していると理解したが
そうじゃなかった
猫は雌猫のところへ駆けて行き
じゃれあ ....
毎日同じ時間に
ぼくの家に電話する
伸びない手を補おうと
受話器の向こうで
懸命にストレッチするきみ
無様だね
会うたびに
一緒にいたい
なんて口にするのは
....
ぼくだよ、判るだろ?メール待ってんだってば。電話は込むからさ。去年みたく「あ、忘れてた」とかぶっ飛ばすかんな。マジ別れるし。有り得なくね?彼氏だぜ。仕事とか言って、あの男と会ってんじゃないの。ほら、メ ....
{引用=それから僕らは目を閉じて
懐かしい記憶がまるで現実になるのを
ただ暗闇の中に見つめるしかなかった
夜は
真っ暗なだけじゃないと
遠い星々がささやいている
けれど確かにその暗さは ....
街を横断する途中
戦場とお花畑が混在していた
血を流して歩く兵士も
花輪を編んで笑う少女も
同じ街に生きていた
そのどちらにも属さずに
風は吹いていく
この街に ....
雨の日はお弔いをする
恋のような後悔のような
小さなもののお弔いをする
言いたいことがあった。
聞きたいことがあった。
あとで、にしたら、
ぐるぐるまわって、
やっぱり黙るしかなくなった。
かぜのつよい日に
まどを開け放して
ねそべっている
ちいさな
こどもたちは
光の輪を抱いて
右から左から
上へ下へと
舞い上がっている
雨は
そのうち降るだろう
月が ....
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