わたしのあたまの中に恋人がいて
日になんべんも死ぬ
わたしは足がおそいから
いつも置いていかれるんだ
鏡の中の私が抱きしめてあげるってささやいてる
孤独は闇の深まりとともに沈んでいく
私しか見えない闇の苦々しさに吐き気を覚える
ちっぽけな自我が膨らんで膨らんで世界のすべてみたいな顔を ....
夏至の夜なのに
どこかでバンシーがすすり泣いている
火のように赤いときくあの瞳は
いま誰のために濡れるのだろう
夏至の夜なのに
不安が両肩におちてくる
夏至の夜
神さまにお祈りし ....
木の上にもたれかかった
過ぎていく空気を手に入れる
ノートと消しゴムは教室だろう
教科書など 泣いているのかもしれない
うち捨てられた コウモリ傘に
灰色な 鳥の ....
つんとする
すねているわけでもなく
つんとする
鼻の奥じゃなくて胸の奥
つんとする
潮風を吸い込んだときに似ている
つんとする
悲しいことが積もったときに似ている
つん ....
空虚のなかに生まれ堕ち
荒れ果てた世界に生きるロリコンよ
孤独でいることを覚えなさい
一人で楽しむ術を学びなさい
誰がお前の為にいてくれるのだろう?
誰がお前を留め気遣ってくれるのだろう ....
都合のいい言葉ばかりが自分の耳には残るんだ
私は好きでいてもらえてるって
生きていてもいいんだって勘違いして
人を嫌うことにエネルギーを費やすことが嫌で
出会う人みんな大好きで
嫌いだっ ....
かすかな声は
かすれた声は
私にきこえない声は
確かにあるの?
ほんとうなの?
見えない
星しか見えない
失ったと思う
失くしたものは
なければ歩けないの?
代わり ....
光源を探す
おおむね一畳分の
敷布団の上で
そこの始まりには
しん、とした空気があった
同時に
何かが老いたような匂いが
そこら中に漂っていて
わたしは
そこで口からの呼吸を覚え ....
乱暴に脱がす手
手に刻まれた三日月が
赤紫に腫れていた
いつもは白い月なのに
哀しい目をしてのぞきこむ
水晶体に光景が////
湿った砂山
ふもとから
少しずつ掘ってゆ ....
モンパルナスのキキ
信頼できる男は
愚痴を言う集まりに
えげつない
どんちゃん騒ぎ
ロスト・ジェネレーションが
....
100617
わうぅぅ〜うぅぅ〜んんと唸る音
暑い夜はかくべつじゃぞと
ところてんを売りさばく
音が売るのだ
吊られた音が
腹を鳴かすのじ ....
「今日は終日家の中にいたので、外が雨だったなんて分かりませんでした」
私がそういうと 彼は大きく頷いて
「そうだろう、自ら外に踏み出さなくては何も分からないんだ」
「でも、終日家の中 ....
死にゆく春の中で
居眠る君の
スカートを手繰って
見た夢
悲しんでばかりいてはいけないと
だれもが教えてくれる
だけど みんな強くない
弱いからがんばるんだと
本で読んだけど
がんばったらどうなるのか
人それぞれと書かれていた
真っ直ぐ ....
ゴールド・ロジャーじゃないけれど
全てを持っているという事は
何一つ持っていないという事だ
僕 ....
エンジン全開
ばりばり
楽しい毎日
アイデア沢山
今日も快晴
風もそよいで
洗濯びより
話もはずむ
ダンスをしよう
手に手をとって
手をつないで
夢の世界に
駅前のベンチに腰掛けていたら
左足の潰れた鳩が寄って来て
餌をねだり辺りをちょこちょこ歩く
気の毒だが私はお前にあげる餌を持っていないのだよ
あげたい気持ちが無い訳では ....
一貫痩せて
憂う人無く
一貫肥へて
憂う人も無く
ああ私は
月になりたい
淋しい人に
夢をなくした人に
この歌を送ろう
聞けば
元気になれる
前向きになれる
元気で
たからかな
歌声を
淋しい
あなたに
この歌を送ろう
大きく
柔ら ....
一昨日の夜
近所の ジョニーという名のパピヨンが
久方ぶりに 姿を見せた
よたり よたりと
おぼつかない足取りで あるいていた
飼い主の 笹本さんは
いつも つけているはずのリードを
今 ....
恋人でもなく
知り合いでも
なくて
ただ
偶然に見かけた
あなたは
なぜか美しく見える
まぶしく感じる
そんな
あなたに
なんとなく
起きた
恋の予感
恋の芽生え
....
梅雨の季節が来た
じめじめして
生ぬるい様な
感じもする
部屋の中が
蒸し暑い
まるで
蒸し風呂見たい
また
梅雨の季節が
やって来るね
梅雨ばかり
続いていると
....
かれは探しにいくといった
ドアーには i can(\'t) back とはってある
わたしはjust 理解する
トースターで下着をこんがり焼いて
たぶんかれは見つけられない
想像する、 ....
2月の終わり。
玄関を出てプランターの向こうに椿がある。
木に春で椿。
もうすぐ春がやってくることを知っている。
まだまだ硬いつぼみが濃い緑の葉と共に揺れている。
冷たい雨風にさらされる ....
詩なんて書けないよ
ただ呟いて
出来損ないの気持ちを活字にするだけ
みんなは上手に出来るけど
私は上手く出来ないから
下手なりに表すんだ
時間が過ぎれば年齢だけは大 ....
寒空の下
ベランダに出て
少し薄暗い星空を見つめる
ネオンのせいかかすれて見える星たち
もしかすると
この中に今
命数を使い果たした
悲しい星があるのだろうか
ぼくはた ....
凍えた風が沈んでいる
店は仕舞っている北の街
凪いだ心の奥底で
ふつふつと涙が湧き出てくる夏
君がいなかった頃
この街で
僕は鮮やかな夕陽を見たんだ
それはぼんやりと
童話 ....
分かち合うという行為は分かち合える時に起こる行為で、分かち合える相手と分かち合えるだけで、それ自体特に特別な意味があるわけではない。ぼくらの自分自身を肯定し、承認されたくてしょうがない根源的な欲求が求 ....
触れる
あなたと手が触れる
コレクションを手渡した
ほんの 一瞬
....
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