この上なく晴れた
心は膨らむだろうか
冷たい雨が降った
心は滲むだろうか
強い風が吹いた
心はなびくだろうか
大きな音がした
心は震えるだろうか
強い光が差した
心は ....
今日は美濃馬場に行ってきた。白山永滝神社前の道の駅白鳥でカレーをたのんだら、あからさまなレトルトカレーがでてきた。食道入り口に「奥美濃カレー」というパンフレットが置いてあって、郡上ではカレーを名物と ....
障子すべて開け放った和室に
屏風の衝立
衝立は
六曲一双モネの睡蓮
昼寝時の畳からは
好んで水辺に生える青草の匂い
ひつじ草がぷくりぷくりと開く
どこか遠くの沼の気配
....
力を抜いた片掌に
ちょうど一つずつ乗るほどの
ピンク色したケセランパサラン
夜に開くサガリバナ
夜にだけ
マングローブ林の奥のほうで一晩だけ咲いて
ほたりと朝には
水面に落ちる
....
これなるはもぬけ
まぬけではなくもぬけ
まぁまぬけなもぬけではありますが
これなるもぬけは言の葉をあやつりまする
人語を解しまする
花鳥風月ひとの情けに涙もいたしまする
つまりは詩などもい ....
雨つぶに擬態して空からやってくる
ひとつひとつを
見逃してはならない
空想がはなはだしいので
傘を置いてきた
今頃は線路をたどったどこかで
だれかのものになっている
夏の身体はよ ....
キッチンはカフェ風にした
何時だってどんな時だって
コーヒーを飲みながら
好きな音楽を聴きたかったから
時間に追われ義務感に追われてるのを忘れ
カフェばかり行けない現実を ....
小さな世界で完結し
目は何も見えず
音は地に堕ちた
意識ある錯乱は
あまりにも幼稚な自慰として足りない指がまさぐる
明日の夢があるならば
それは七夕の笹 ....
知ってるよ
どうせみんな
私よりかわいくて
性格のいい子をみつけると
心が揺れる
私には
その揺れを止める自信がない
魅力もない
勇気もない
離れていきませんようにって
必死に ....
えっ、ここなの?
翔太さんに背中押されるようにくぐった暖簾
彼とはじめてのデートだしお洒落なイタ飯屋さん期待してたのに
お母さん、ただいま!
彼の挨拶に笑顔で答える和服姿の女将さん ....
楽しかった恋の思ひ出
つらかった恋の思ひ出
恋にもいろいろあるけれど
イヤなことしか思ひ出せない恋もあり…
どんな恋にせよ、終はった恋の思ひ出は、
取り返しのつかない、ひとり言です
昼間の長さがピークに至ったので
誰も皆名残を惜しんで西の空を眺める
赤い夕焼けの感動は共有され
触発された誰かが振り返る
そんな流れに気づいて
慌てて家の窓に向かい
雨戸を開くと
空 ....
人はひとりじゃ
生きていけない
支えられなきゃ、
支えてるって自覚しなきゃ、
生きていけない
なのに人は
一人で生きてるような気でいる
当たり前に誰かに支えられてるから人なのに。 ....
わからん?
体と心がちぐはぐになってもうオーバーヒートしちゃう〜みたいな?
私の母は料理が得意
毎日毎食作る。
親父は外食が嫌い。
毎日愛情を貰う。
外の人は
今日のご馳走は何だろう
あ、ニンニクの臭いだ!
肉の臭いだ、魚の臭いだ!と
思って通り過ぎる ....
朝の陽射しは太陽のあいさつです。
過去にも未来にも生きる場所はないから今を生きていたりする。
好きな場所 雨上がりの空の下、虹の端っこ。
空が暗い でも月が眩い これを夜って呼ぶの ....
冬に凝縮されていたものが
放散される夏
胡乱な眼で見つめていた
電線で繋がれた道も
砕かれた砂浜の突端で
選択を迫られる
歩いていれば
いつか生から解放される
轍もいつか途絶える
....
きみはよわいからといって星がはじけるみたいにほほえむひとだ。やさしくしたいのにできなくてなきながらじぶんをきずつけるひとだ。左のポケットのなかに、肺の底に、まぶたのうらに、螢石のようなきら ....
君のまじめさを
遠くから見て
ぼくは何度も
水の下書きをした
雨の展覧会
氷じゃない光
具現化できない温度
ひとを生むために
まっしろにしていたひとの
あたたかさのようなもの
....
鉄屑が降り続くから傘をさす。
Headphoneから流れる音楽に陶酔、している、ゆらゆらと。
正しさを祈りながら、リズムの上を歩いている。それが安定しない直線の歪みであっても、悲しくはなか ....
どこへいくとおもう?
この空気
この風
ついてゆきたくて両腕を広げた
空は薄曇に
雲は白に
夏になったとおもう?
この気温
この汗
確かめたくて肌をさらした
生 ....
君が居なくなってから
脱け殻だと感じたけど
今の私はもろ脱け殻だ
幼虫に戻りたかった訳じゃない
国道沿いのポプラの木に登って
ちびっこの帽子で捕まえられたい訳じゃない
....
あしが ふらつく
いきも ふらつく
おもいは もっと・・・・・
だから
いきを ころせ
ちのあがきも ころせ
そして
のうしんけいも・・・・・ ....
だれにもしられなくっていいから
だれもしらないうたをへいぜんとうたえるんだ
だれもしらないわたしだけのなまえを
だれかにしられようともおもわない
むせきにんなさけびなんて
だれかにし ....
雲が太陽を隠していく
鈍い鉛の空気が充満する
不快感が絡み付く
じとっじとっと雨が落ちてきた
水銀の雨
身体に染み込んでくる
血液が金属に変わっていく
やがて ....
ジョニー・ジョナサンは創作好きで
自分の思想に微妙な味付けを施して
テーブルの上に神妙に差し出す
一風変わった方法論に
人々は関心を示し
快哉と感嘆の声をあげる
ジョニー・ジョナサ ....
真夜中帰宅して
玄関の戸を開けると
一面の海だった
私は港にある船に乗って
家族をさがしに海に出た
息子が見つかった
ウミガメに乗って
竜宮城に行く途中だった
お土産の箱を ....
散歩という言葉を聞いただけで
ちぎれるほどしっぽを振って喜ぶ犬
雨が降る朝「傘を持って行かなきゃ」
という言葉を聞いた傘は
きっと同じように嬉しくてはしゃいでいるのだろう
黙っている ....
私が叫ぶ空に
生まれた 私はいない
何かですらなくなった 私は見た
光を浴びせられている
私は見る
風のすべてを流れていく
すべては 私の 破壊だ
私 ....
今日のパズルはどんな色?
四角の板にピースを浮かべて目を閉じる。
今日は雨降りでもいいよ。
誰に伝わったかなんて知らない。
目を開けると、そこには雨粒が。
ポタポタポタ
ピースが雨の色して ....
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