笑った

でも
時々、苦しくなった
泣いた
墓石の上で寝そべってると
神々の光が肌を焼く
彼女はいい人
君たちが思うよりずっと
僕なんかよりもずっと
でも
  彼女は死ななければならない
僕が身代わりになればよかったのか
 ....
はじまっている
もう始まっている
君がおぎゃーと泣いた時から
人は泣いて生まれてくるから
その後たくさん笑わなきゃいけない
おはようベイビー
君の朝焼けは始まったばかりで
夜明けは遠いか ....
透明水晶の中に閉じ込められた
それはおそらく綺麗な記憶

本当はガラスかもしれない
時が流れるほどに透明はうすれ

あまりに遠く感じる頃に見ると
そこにはもう自分しか映らない

目の ....
右手の中指 深爪している 朝からなんだかテンション高くて
バレリーナの真似 爪先立ちで 歩いていたら 足首ひねった

無敵と無敗の遺伝子操作で できてる雲雀がピーチクパーチク
鳴けど騒げど ギ ....
特別 何かある訳じゃないけど
早起きしたら すがすがしいわ
こんな日は 革命でも
起こしてみたい気分になる

武器はたくさんあるわ クッキーの缶のなか
爆竹 BB弾 ロケット花火 ファンタ ....
六月も終わりそうで
肺の中でもぞもぞ動く、痺れ
強気でいて寂しげで
怯えていて
この世のすべてのことを語り尽くしたとしても
現実を考えろ
この今はどこかでぷっつりと、いや
曖昧な揺らぎを ....
なんでこんなにも
悲しいんだろ

なんでこんなにも
寂しいんだろ

溢れてはこぼれ
頬を伝う



あなに 別れ を告げようと決めたのは


友達とランチを食べていると ....
家猫をわざと家出させると彼女は帰ってくるなりとても興奮して今日見たすべてをわたしに教えてくれる

猫語だからまったくわからないのだけれど

でもなんとなく思うのは世界はおもしろいってこと

 ....
 
 
窓のむこうから
こちらを見ている

あの日とおなじ
空がまだ
そこにはあるんだろう

雨が降っている
あなたは雨を
まだ知ってるでしょう

セピア色の
窓のむこうに ....
 少年の頃
 宇宙飛行士に憧れていた

 今はただ
 無重力が希望だ

 特に夏は

 マーキュリー計画最初の七人
 オリジナル・セブンのジョン・グレンは
 後年
 高齢者の長期 ....
だきしめて

なぐさめて

とじこめる


何てことないよ。
かつてランボオという名であった 
その喫茶店は、真昼も 
赤煉瓦の壁に、洋燈を吊るし 
仄かな灯を、ともしている 

在りし日の作家が 
夭折した友と懐かしい時を過ごした店の前で 
あ ....
ある夜、彼は夢を見た。 
無言で頭を垂らす、耶蘇は、云われた 
( 愛とは、十字架を背負うこと・・・ ) 

明け方、彼は浜辺に独り立ち 
足元に焼け焦げた、鳩の死骸を傍らに 
蛇の頭を ....
仕事に疲れた重い体を 
露天風呂に、沈めていた。 

天使みたいな女の子が 
裸のまんま駆けて来て 
けっつまづいて、膝を押えて 
半べそ、かいた 

若い父さんがやって来て 
逞し ....
月の晩には誰も知らない小さな島が
沖の静かな呟きの上に姿を現わす
まるで忘れ去られた溺死の骸が
呼ばれて浮上したように

月の晩には紅い魚が青いヒレで
黒曜石の水をかき回す
眠る白砂が舞 ....
鈴虫は祈る
どうか私の調べが
あなたに届きますように
鍛錬は全てそのためにある
どうかあなたが見つかりますように

鈴虫は奏でる
一心に
来年の秋も
私の音が
この地に響きますよう ....
悲しいって
どうしようもないって
泣く君の
前で両手握る僕
雨よりも
無力で泣いた

私生きていたくない
君は言うけど
僕のためになんて
僕が言えはしない

君のうつむいた
 ....
やっとアイツから離れることができた
アイツが憎くてたまらなかった
アイツは俺の心を折ったり
傷付けたりして楽しんでいた
幾度となく硬い地面に叩きつけられ
そして俺を罵った
俺は ....
なんだろう
似ているきみがいたのに
ぼくはびっくりしている
もしも前世というものがあるのなら
たぶん兄妹だったのかもしれないね

線路ぎわのトタンのバラックがぼくの家でした
毎日が地震の ....
先生は自分のことが嫌いなのですかと
30回言えば嫌いだという答えが返る
また、3回でも返る
1回でも返る
期待したのが間違いで
何も望むべきでなかった

---------------- ....
うつくしい季節です
赤い花は風に千々に、
報われないとか
叶わないとか
そんな怨み言とはかかわりなく
身を任せてゆきます
昼下がり、ぼくは自ずから
人並みに戦々
立ち向 ....
パチパチと産卵する月光が
きめの細かいモルタルを舐める
チョコレートの銀の包みを
一生懸命に剥がしている

見よう見まねで月まで来たけれど
なにも食べるものがなかった
太陽が地球の裏側に ....
無音のたかまり
雨の明るさ
仮の明るさ


とりとめもなく
ふたつに増え
やがて無くなり
やがてひとつ増え


真横をすぎる
雨の遠さ
真上に至る
 ....
君の背中にナイフを突き立てる

爆撃したその空間から飛び散る欠片にキスをしようと
思い立ってから飛びだすまで三秒の間さえも存在しなかった
鋭利 トリガー 貫いては焦点 繰り返される弾丸の ....
口で言っても分かんないだろうから









絵を使い




図を使い




音を使い
携帯を使い

 ....
 
 
窓を開けて欲しい、と男は言った
壁しかない部屋だった
窓を開けた、とわたしは嘘をついた
男は両手を広げると
嘘の窓から青空へと飛び去った
ひとり残され
部屋を丁寧に折りたたみ
 ....
あたしたちは

たんぽぽの種みたいに

かんたんには

飛び立てない。
道や犬が張り巡らされていて吐き気がした
土に虫がいませんので
大きな女中は
苦しそうに老いを振りほどいている
一方僕には
仰向けになって口にするものがある
何度も何度も
聴いてい ....
猫の眼は素直である
安ウィスキーをかっくらってばかりいる僕の眼とは
対照的だ

猫好きのひとに問いたい
きみらは嫁よりも猫をとるよな
少なくともこの一瞬
人生という長いスパンではなく
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
晴れたと思ったら曇って雨が降った智之010/6/24 10:33
太陽光線寒雪110/6/24 8:54
産声秋也010/6/24 6:02
思い出という記憶ベンジャミン0*10/6/24 5:25
パライソオレンジ香織Blen...3*10/6/24 4:12
ロックンロール ジェット サリー010/6/24 3:49
ふるいうたぽこぽこへッ...2*10/6/24 3:07
くゆら210/6/24 3:05
鎮座ましますカチキ110/6/24 2:47
遺影小川 葉310/6/24 2:16
ザ・ライト・スタッフ藪木二郎210/6/24 1:42
強がり小鳥010/6/24 0:12
真昼の洋燈 服部 剛510/6/24 0:08
海の道 110/6/24 0:06
湯楽の里にて 3+10/6/24 0:03
月の晩にはsalco10*10/6/24 0:01
鈴虫の祈り曲がり屋レオ...010/6/23 23:18
ふたつの星朧月210/6/23 23:15
カミヒコーキくなきみ1*10/6/23 23:14
同人紅糸310/6/23 23:13
Mount-X (マウントバッテン)a010/6/23 23:11
駅前通りの宇宙的考察あまね11+10/6/23 22:51
アコースティック・エミッション瀬崎 虎彦4*10/6/23 22:39
ノート(夜くぐる夜)[group]木立 悟410/6/23 22:25
残光水川史生1*10/6/23 22:15
好きんなっちゃったんだものTAT1*10/6/23 22:11
交差点たもつ2510/6/23 22:08
ためらう小鳥110/6/23 21:38
娘への手紙井岡護110/6/23 20:47
猫に捧げる詩冬野 凪310/6/23 20:18

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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