鮮やかな発色に濡れる君の手を噛んでいるだろう午前三時のキッチンで所在をなくした鋏がひとつまたひとつと果物ナイフの刃を研ぐ未然形───。A4サイズの俎で黙った鯉が赤く焼かれる前に祈りを探している。

 ....
すき。

それだけ。

だめ?

とか

言ってみたいのに。

あのこみたいに。
気付いたら
ダムが幾つも
出来ていたんだ
必要なのかどうかも
分からないような
そんなダムばかりが

川はすっかり干上がって
何も流れていなかった
もしかしたら
 ....
その目線に合わせて見る
すると犬の視線は地面が七割くらいだったりして
とても驚くことがある

鳥の視線は高くて見られないので
飛行機に乗ってみる
パイロットはどんな夢を見るのだろう

 ....
 たった一本の卒塔婆のように
 不健康に伸びた櫓から
 私はずっと向こうの火山を見守る

 今にも昂りそうで昂らない
 噴き出しそうで噴き出さないそれを
 ひたすら見守りつづけて幾星霜も過 ....
ありきたりな時間を刻む
虚像は実像よりも鮮明

ここから貴女に手を振った
見えていないと知りながら
一生懸命手を振った

小さな子供が「こんにちは」と言ってくれた


貴女は脆い人 ....
その機械は
複雑に絡まり
複雑に絡まることで
それ独自の形態を
私たちに対して
維持し
対立項の焦点は
いつも限られた香りの中で
現前をする
風の匂いも
身にまとい
人の心を和ら ....
湾岸線を流した
波止場の灯りが目に痛かった
自分がみじめになるから
泣くのはいやだった
かわりに
アクセルを踏み込んで
ちぎれるようなスピードに
エクスタシーを求めた


 ....
突然、コンクリートの地面から茨の蔦が伸びて、僕はその鋭いトゲに突き刺されて血を流した。標識の白い鉄柱と反対側の植え込みの葉っぱが僕の潜血を大量に浴びて、退屈な街並みに真っ赤な華を添えた。茨のトゲは水道 .... 木は立つ
立っていない木ではない しかし
木は立つ そして
立たされた けれど 木ではない

森は海
朝の宇宙は
鬱なる石の
木の私
大層なことは言えないよ
わたしは
神様じゃない

嫌なものは嫌
見たくないものは見ない
悲しいことは悲しみごと受け入れて
分からないものは怖いし
怖いものからは逃げる

楽 ....
天において幼女を賛美せよ
高い天において幼女を賛美せよ

天の天よ
幼女を賛美せよ
幼女の御名を賛美せよ

時は満ち
自然は命じられ
すべての幼女は創造された

地において幼女を ....
優しさって心まで乱される
寂しさだったら我慢できる

人の感情は そんな気持ちに 弄ばれてばかりで
本当は素直になりたいのに 何かが邪魔して 強がってる

何で優しくするの?何で寂しい ....
月に兎が
みぴょこぴょこ

現実から抜け出したい。
苦しみから抜け出したい。

宇宙人と話しをして
涙を流す。

天には鳥を
水には魚を

果てしない地平線
果てしない運命線
トマトの正しい食べ方は
生のまま
程よい大きさに切って
塩と
胡椒と
オリーブオイルと
酢をかけて
そのまま食べるのだと
ずっと思っていた

どんなに凝った食べ方をしても
これ ....
いつだってできるんだよ
夢に暮らすことは

いつだって できるんだ


海の見える丘の上の広い庭で
犬たちがじゃれあい
子どもたちがかけっこして
空がいっぱいに青く広がって
ーーー ....
ぼくからのおこがましい忠告。

世俗に住んではならない。
世俗に慣れてはならない。
世俗の言葉に惑わされてはならない。
世俗は君のいる所じゃない。

君は真っ白なんだよ。
それに気づい ....
俺様やろうに
また「てめぇ」て言われた

何様じゃ
お前は

大奥様に向かって
何たる侮辱

きさまは 
お子ちゃまのクセに


『ひとこと言ったその日から恋の花散ることもあ ....
打ちもしないトーシローのクセに高時給に釣られて

高卒の虫がパチ屋なんかに勤めるもんだから








一三五七九で当たってる客に ....
何をするにしても
必ず
決定ボタンが
出てくるんだ
笑おうとしても
決定ボタン
泣こうとしても
決定ボタン
仕方ないから
ボタンを押してから
笑おうとするし
 ....
大きな右腕のはさみを振り上げながら
あちこちで何かを話し合っている
静かな潮騒になら負けないくらい
その小さな声は辺り一面に満ちている

プチプチと話すのは毎日の事
今日はいい天気ですね
 ....
詩がよみたいのか
なぐさめがほしいのか
あなたは私の
うすっぺらいペエジをめくる
終わりなんてないよ
そう言ったら
しっぽをたてて
窓から逃げていった


ぱらぱらぱ
ぱらぱらぱ ....
猫寺には
猫の観音さまがおわします。

仏罰は猫手パンチ、
肉球ぷにぷにの千手観音さまです。 
  この、おはなしは、おはなしでは、ありません、という
ことを、{取消=まづ、ず?すにてんてんかな?}
    宣言しておくひつようを感じ増す。

かくりつ

 「つにてんてん」   2% ....
猫のつま先にくるまって
裸のバケットが揺れてる
もう僕は
酔っ払った
たぶんこれから地下駐車場で野垂れ死ぬかもだけど
ほっといていいよ
すれちがっていいよ

馴れ馴れしく話しかけて
 ....
地を這うもの、空を見上げない
星のイガイガ、喉に突き刺さる
溶けやしない金平糖、甘いもんじゃなかった
そこに何もなかった事など一度もない
目を開けれ必ずそこには何かがあった
視界を遮る何 ....
灰色の向こうから垂れた糸が
わたしのさらけ出した肉体をなぞってくれる
何千もの指が触れていくように
ひとつひとつわたしの感情に絡まって
蜘蛛に食べられてもいい
今はわたしなんか身動き一つ ....
これだけは誓おう
君だけは幸せにしよう
子供だけは幸せにしよう
いつでも立ち会おう

空気の様な存在でいよう
存在を忘れてしまうが
無くては生きられない様な
そんな存在になりたい。
 ....
ただ苦しみに耐え
傷ついた心に
薬を塗り
癒される。

涙が出てくる
重い太陽
軽い月
アルペジオ

ぼやけた視界
生きているのか?
死んでいるのか?
切れかかった弦。
レンガだたみ ブーツ鳴らして シェリーは歩いてく
本屋の前 通り過ぎる時 風に髪が揺れていた

時計台の小人の人形 午後二時に 踊りだす
どこか寂しそうだけど つよい瞳でそれを見てた
Ah  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
イン・ザ・キッチン水川史生2*10/6/25 20:05
あのこみたいに小鳥310/6/25 19:19
ナミダのダムくなきみ5*10/6/25 18:56
わたしが詩を書くとき小原あき3*10/6/25 16:03
対峙豊島ケイトウ13*10/6/25 11:07
悠希子[group]中原 那由多410/6/25 9:05
機械真島正人4+*10/6/25 9:02
Drive寒雪110/6/25 8:01
我が死亡直前期キタノ010/6/25 7:32
夜に番田 110/6/25 2:26
死ぬまでの時______...010/6/25 1:02
天上天下唯炉利尊 其の弐一 二110/6/25 0:09
寂しさ雪乃210/6/25 0:09
触れるものペポパンプ6*10/6/25 0:02
トマトの食べ方ふくだわらま...310/6/25 0:01
美しいきみたちへ草野大悟1*10/6/25 0:00
世俗izumi110/6/24 22:59
ざまみろ蒼木りん210/6/24 22:57
1998TAT010/6/24 22:52
決定ボタンくなきみ0*10/6/24 22:40
シオマネキ(未詩・独白)プル式5*10/6/24 22:14
猫と朧月110/6/24 20:25
ニクキュウの千手観音海里310/6/24 18:49
からくり戦国江戸ものがたり鈴木陽一レモ...310/6/24 18:45
with me竜門勇気010/6/24 18:32
『限りある自由、翳りなき自由』Leaf1*10/6/24 18:25
乱太郎9*10/6/24 13:29
誓おうペポパンプ6*10/6/24 12:07
尾張名古屋4*10/6/24 12:06
トリッピン・シェリー香織Blen...1*10/6/24 10:46

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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