[264]角田寿星[2008 07/24 10:55]★4
自在です。駅員の制服や体型、表情に仕草、さらには駅の状況や時間帯によって、駅員がその「かたち」を変えていくのは、いわば当然のことでして、駅員は刻々と姿かたちを変えながら駅員のすべての仕事をこなしていくのです。この詩集では、駅員への憧れと愛と「駅員さんはカッコいい」を縦糸に、克明に駅員さんの観察を綴ります。
面白いのは、作者にとって駅員というのは、その存在自体が「完全体」なんですね。体調不良や経験の不足、仕事の疲れやストレスや、あるいは何かのトラブルの際には、彼らは素早く超立体マスクを被り、鋼鉄の背中を持ち、あるいは背中から導線を飛び出させたりして、そうして粛々と滞りなく鉄道を運営していくのです。
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