[393]高橋良幸[2016 05/12 08:31]☆
たと思います。
いわば、写真のような詩だと思いました。作者のアルバムにある大事な風景。この詩は読者のアルバムにしまわれるでしょうか。作者はそうしたいと思っているでしょうか。私が受けた印象は、そのちょうど境界ぐらいにある詩だろうな、というものでした。5連目がこの詩の肝になりうる部分だと思うのですが、その部分と他の連との連携が詩に深みを持たせるためには足りていないと思います。田植えをしたことのない個人の感想ですが、田植えの労働、汗、願いのほうが神様向けの物ではないでしょうか。その延長にいただきますがあって・・・というながれを予感させる構成だと、「いい情景」以上の読後感があると思いました。
散文
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