[179]大村 浩一[2006 06/28 21:15]★1
し寄せ、もののけ=彼女が姿を現します。
 3連目、彼女の像が鮮明になるなかで、今度は幻を見ているはずの主人公の
ほうがあやふやになります。「僕だけが歪む」二度目の逆説的表現です。
 4連目。もののけに見据えられる。これは金縛りの一種であろうか、と推察
されてきます。悪夢のような一瞬の物語。

 この詩は人に、語られたことば以上のなにものかを感じさせる、イメージの
輝きを持っている。私を含む何人かは恐らく「永遠の排泄」という文節に心を
捉えられたのではと思う。少々えげつないが、この聖と俗、精神と肉体の強引
な接続はちょっとすごい。

 この輝かしい文節に目は奪われがちですが、こ
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