多義性のデザイン(アスパラガスさん讃3)/渡邉建志
じもする。
と思ったら、
晴天の下
家でニワトリを
焼いて食べてきたガールフレンド
とやっぱりニワトリは南無阿弥陀仏ご臨終。かわいいきみのガールフレンドは
2回目の「晴天の下」でニワトリを焼いて食べてきている。のみならず
きみを置き去りまでにしている。それを「ぼく」は糾弾する。
きみを置き去りにして
ニワトリに手をつけて
「て」と2回言うんだからやっぱり責めているんだろう。
(置き去りはひどいけれどいま「きみ」はどこにいるんだろう。この詩の謎のひ
[次のページ]
前 次 グループ"フレージストのための音楽"
編 削 Point(6)