きみ (連詩) (2/2)/アンテ
んどよびかけても
こちらにきづいてくれないので
しかたなく
まどをあけたしゅんかん
へやじゅうが
きゃんでぃでいっぱいになった
あまいだけで
ちっともおいしくないのに
わらいがこみあげた
ときどきおりてきて
たいくつなごご
うたたねをしているあいだに
あなたが
わたしのあたまを
ぽつぽつやまにつくりかえた
どこからともなく
ことばやうたがあつまってきて
ぽつぽつやまに
ぽつぽつふりつもった
くすぐったくて
ふとんのうえをころがっていると
いっせいにめがでて
ぽつぽつしたきぎがおいしげり
ぽつぽつしたみがなった
あなたはとりのこえ
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