きみ (連詩) (2/2)/アンテ
あたらしいあきかんをてにいれた
ほら
びんならすきとおっているから
みせあいっこできるよ
あなたのことばのいみを
りかいするためだけに
こんなにも
つきひをついやした
きみょうな
もうにどと
だれにもかかわったりしない
こころにちかって
へやにとじこもっていると
そとから
きみょうなおとがきこえてきた
なんどもなんども
きこえてくるので
きになってきになって
がまんできずに
まどのそとをのぞきみると
あなたが
てをめちゃくちゃにふりまわしながら
まちじゅうに
きゃんでぃをまきちらしていた
いったいなにをしているのだろう
なんど
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