きみ (連詩) (2/2)/アンテ
 
りあげた
ほうぶつせんがおちてきて
こぅわぁん
ときみょうなおとがした
そらのむこうは
やっぱりそらだし
じめんのそこは
やっぱりじめんだ
へんけいしたあきかんを
わたしもけってみた
つまさきにあたって
なさけなく
てんこんかんところがった
とったものがち
よーいどんでかけだしたとたん
くらくしょんに
ふたりいっしょにしかられた


  すきとおってみえるということ


すきなこと
きれいなことをあつめるうち
たからばこのあきかんは
あっというまにいっぱいになった
そのたび
おいしくもない
どろっぷをかってきて
なかみをからにして
あた
[次のページ]
戻る   Point(2)