【祈り】/穢土
 
が頭脳に無知蒙昧の記憶と懺悔が繰り返しビジョン化され、
のた打ち回る狂人ニーチェのように、破滅を感じたのです。
雨振る窓外に命の親をみ、首を垂れまくれば、涙二日酔い・・・鏡で汝の面を拝めば、
審判の日はいつ来るかと怯え、まさしく「私は死んだ」と叫んだのです。
世にもツマラヌ私事で恐縮ですが、いたいけな女を見ては勃起支配に身体は擦れ
粉のように飛び出す切ない喪失感に、擦れ違いざまの嘲笑いを思い出し
屈辱感と罪悪感でストイック思想に目覚めました。
心の変化に加えて、多種多様の哲学や価値観をかき混ぜたカクテル思想を飲み干し
散々迷った挙句、この大地に一本の霞草
嗚呼、
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