「無口なカエル」/Taka★Hajime
 
一人ぼっちながらもとても素敵な一日を送っていました

ところが急に雨が降り始めました
あたりも段々と暗くなり、いつのまにやら夜になってしまいました。
カエルは大きなフキの葉の下で雨宿りをしていました。
すると、遠くから小さい動物の泣き声が聞こえてきました

それはまだ足の生えたての迷子のオタマがお腹を空かして泣いていたのです。
カエルは動揺しました
今まで誰とも話したことの無いカエルは話し方を知らないのです
泣き止まぬ声と雨で困り果てたカエルは
オタマをフキまで運び、持っていたイチゴを与えました
オタマは大変喜びました
しかし食べ疲れたオタマは寝てし
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