夜の子供たち/atsuchan69
 
時代と場所によって異なる。また社会正義とは、多数決であり、けして君や私の正義などではない」
「・・・・」
 ため息をつき、僕はコーヒーをすすった。「おじさんもコーヒー飲んだら?」
「いや。これ以上ここにはいたくないね。コーヒーの金は私が払っておく。えらく高いコーヒーだったよ」







「音楽掛けよう」と理沙が言い、僕は首をふった。
「理沙。俺、やっぱり大学へ行かなくてもいいからお前と結婚したいな」
「だめだよ。そんなの。カズちゃんには大事な未来があるんだから。理沙、カズちゃんの夢、壊したくないよ」
 僕は仰向けのままタバコに手をのば
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