電車の中でも暑さは変わらない/海月
いうオアシスを後にして、次のオアシスに向かいます。自宅という街に行くために・・・
いつも通りの人の多い、駅の改札を通り抜ける。(定期券はもうすぐ切れるけど、新しい定期に継続するためのお金の目処は今のところ立って居ない・・・)電車の中は基本は直立に立っているだけです。誰かから上から糸で引っ張って動く、マリオネットに良く似ている。時折、吊革に掴みながら自分の役職を演じるだけ・・・椅子に座るのは、客である。自分の前に立っている人の気持ちを察してか知らずか前を見つめているだけである。目の前が達人がつまらない演技であれば、眠りにつきやり過す。
自分が客になる立場に今日はなっていた。僕の目の前には、同
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