飲んでしまった日から、後悔して。/夕凪ここあ
 
い子でいました。

決して開かなかった鍵が開けられ
一般病棟に移された私は、先ずあなたに電話をしました。
仲直りが出来るはずだった会話は
あなたからの別れの言葉で終わってしまった。

もうそれから何があったかなんてわからないくらいに、しばらくして
一度だけお見舞いに来てくれたあなたに会うのが待ち遠しくて、少しこわかった
冗談のつもりで聞いた会話に
彼女はできたと 答えられてしまってから、

息がつまりそうで、
それでも生きていかなきゃならないことが辛かった

毎晩、廊下に一列に並んで睡眠薬を飲まされた
どうしようもない眠気に横になっても夜中
あなたと知らない誰かの
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