詩人に なりたいかも その3 詩・POP MUSIC・建築/英水
 
費する側が必要としていないということがまま起きるからです。たとえば、冒頭で述べたような悲劇は、建築家同士の間では「悲劇」としておきるけど、建築家とクライアントの間ではおき得ない「悲劇」だ、言い換えると、クライアントというのは往々にして、コルビジュエがどうだ、建築デザインの歴史がどうだ、などということには感心がない。クライアントの目的に応じた技術と知識だけが大切なわけですね。建築家は、個々の状況に応じて自ずからの技術と知識を引き出せばよろしい(たいへんな話だな、それも)。POP MUSICにおいてもそうで、この場合は僕はもっぱら消費する側の立場ですから、そちら側の視点でしかものがいえんのだが、POP
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