コメディに関する考察/角田寿星
手術をしたこと、束の間の成長を喜んだりしたこと、わずか三歳の生涯だったことなどを知った。
「ごめんなあ、高階さん…」「雄介くん、ごめんなあ…」ぼくはいつまでも言ってた。
(その2)
○○さん、酒のんで酔っぱらって死んじゃった。
これが故・荒井注のギャグだったことを知る人は少ない。
中島らもさん、あなたの死を哀惜する人はほんとに多い。
ぼくは人の死に何度も立ち合ったし、死をギャグにすることなんか出来はしない。
それでもあなたの死を報じるニュースを聴いた時、浮かんだことばはこれだったんだ。
らもさん、酒のんで酔っぱらって死んじゃった。
(その3)
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