【やまだくんへ〜今もまだ笑っているのかい〜】/仲本いすら
の運命を背負っていたんだと
僕は断言する。
君は「転校」したのか。それとも「死亡」したのか。
その二つに意見がわかれるように仕向けたのは、僕だ。
正直、君の運命をもてあそんでしまったことをすまなく思っている。
しかし、仕方が無かった。
二つの運命。
そして二つの終り。
どのベクトルがどの答えに繋がるかは、読み手次第。
そういうからくりを入れることによって、君はもっと心に巣食ってくれるんじゃないかって
そう、イジワルだったのかもしれないね。
でも、なんというのかな。
自分としての本当の終りとしては君は死んでいるんだ。
君の死、そして「主人公」の心の葛藤。
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