いいよ。/天使
 

「君は僕がどこにいるかわかる?」


その言葉に

「わからない。」

と答える僕がいる。





その声はすごく透き通って


まるで消えていくかのように囁く



「ねぇ・・・僕とずっと一緒に来てくれる?」


その言葉に

「いいよ。」

と言った僕がいる。


その言葉を発した瞬間・・・


僕は長い石段からゴロゴロと転がって落ちた。



体を打って 頭も打って


意識が飛びそうになる中・・・・・


「これで・・・ずっと一緒だね。」


っと誰かが耳で囁いた。





きっ
[次のページ]
戻る   Point(0)