海を、見に行く予定です。(日々の垂れ流し処051228.)/A道化
 
じではない。清潔で、こ綺麗であるのだ。けれど、明確な寂しさを感じさせ。
 私はまず階段下で動いている中年女性をそっと避けて既に酔っている(正確に述べると家を出るそのときから酔っている)躰を意識的にしゃんとしたりしつつ一方で更にグッとワイン飲んでトコトコトコトトトトトと空間へと歩き始める。地図を思い浮かべ方向を定め海を思いつつ。
 
 好ましい呆気なさで、機能していない駐車場を貫くと海だった、マーブルビーチ、と名づけられている理由はすぐに理解された、全体に白っぽい石の敷き詰められた人工海岸だ、人気は全く無く振り返ると高いビルひとつ、そして空港へと向かう宙に浮いた道の筋。私には、それはそれはぐっ
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