浸透と破水/キキ氏の作品について/渡邉建志
ゃないのだ」、というなんだか偉ぶった言い方はなぜかとてもかわいかったり、とにかくもうぼくの左脳ではわからないのだけれど―でも右脳のかたすみにこれがのこっていて、たぶん何か語感のようなものがそこにあったのだろう。初めて読んでから一年後、日曜の午後にベッドでサンバを聴きながら、その「何か」が右脳で破水する。
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●去りて、のち http://homepage3.nifty.com/fish/poetry/2002/saritenoti.htm
息、息遣い、声、その人の。たぶん、その人の自然さで、現れてくる、ゆるゆるとした流れ。(不)自然な場所で挿入される沈黙(/ふいに途切れる
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