ジョコンダ 《L・H・O・O・Q》→〜Elle a chaud au cul〜→(彼女はお尻が熱い)/人間
べもなく輪姦される
”BIBBIDI-BOBBIDI-BOO”(たとえれば こう)
「燃やされた御神木の白煙!」
「ガラスの傷に流し込まれた水銀!」
「引っぺがされたオオバコの表皮と引きずり出された白い縦脈のその匂い!」
夜は脱腸しながらワガママ
そして好き勝手に胎動(たいどう)する
にも関わらず
行き着く所いつも彼女の手の平だった
全てを掬う彼女の手のひらの中に居て
あたし、ただその恩恵(おんけい)を眺めるだけ
その時はさすがにあたしなんか単なる雌豚だとすら思ってしまった
(2)ある真昼間には
彼女はまるで行き
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