長い詩/チャオ
 
家族は、もはや別々の大地にいて、もう再びめぐりうことはないだろうと覚悟していた。ただ、ムツゴロウの家族は、大地を進んだ。見たこともない景色、見たこともない光。どんどんどんどん進んだ。

君は起きてるだろうか。
蚊を轢いた運転手は恋人に手紙を書いた。
夢を見た。きっと、呪われている。なんで?何も悪いことなどしたつもりはなかった。
君は・・・・。
死んでしまうのだろうか
と、蚊を轢いた運転手は思った。呪われていると、直感的に分かった。最後まで、したいことをしよう。恋人に手紙を書いてる場合じゃない。電話をしよう。電話で、彼女の声が聞きたい。

携帯の呼び出し音。真夜中だ。人工の明かりし
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