『だいすき! 僕の運転手さん』/鏡ミラー文志
 
母さんなどの名前を挙げていきます。
さて、文志くんの番です。
「僕の尊敬する人は、バスの運転手さんです。その理由はどこにでも連れてってくれるし、正しい場所に正確に誘導してくれるからです」
「成程ねえ、文志くん。ところでその『正しい場所』とは、ここではどんな場所のことを指しますか?」
と、先生。
「えーと、そうですねえ。ここで言う僕の正しい場所とは、人にはそれぞれ目的地というものがあると思うんです。お菓子を食べたければお菓子のある場所。スーパーへ行きたければ、スーパーのある場所。お風呂へ入りたければ、銭湯屋さんのある場所。そういう英語で言えばピンポイント、ここへ行くのが正解というところへ行
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