詩を書きたいひとのための文脈の話(noteからの転載)/飯沼ふるい
 


こんなのも

きみがいる
雨が降る
 だから
傘をさす


雨が降る
傘をさす
 そして
きみがいる


など、ひとつの正しい筋道はないにしても、示された語から全体としての意味を理解しようと頭が勝手に働いて、いくらでも文脈を通すのです。

【ポイント:文脈を通す作業は「書き手」だけのものではなく「読み手」にも与えられている。】


6-3.途絶えた言葉の先にある文脈を思う

そして大事なのは、言葉同士の意味の繋がりが薄いほど、読み手は能動的に全体としての意味をつくろうとすることです。

以前出した例えの二番煎じですが、短編小説でよく
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