Meditation/ホロウ・シカエルボク
 
うとする、ほんの小さなころから確実な言葉を使おうという努力をしていた、でもそんなもの、まともな話も出来ずに同じ言葉を繰り返すだけの人間たちには何の意味もなかった、話がまるで通じない、と俺は思った、はなからやろうとしていることがまるで違うのだ、俺は話をしようとしていた、不特定多数の彼らは内容などどうでも良く、ただ、場の空気さえ掌握出来ればそれでよかった、目先の勝というやつだ、内容など最初から必要とされていなかったのだ、だから俺はそういう人間には出来る限り関わらないように決めた、欠伸を噛み殺しながら当たり障りの無い相槌だけを打ってやり過ごし、家に帰ると狂ったように文字を綴った、そうすることで自分を調整
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