Meditation/ホロウ・シカエルボク
つけたかのように口にするのはもの凄い違和感と嫌悪感があった、もっとも、周りにはそれを平気でやっている連中が大勢居たけれど…ありものをそのまま使うのは楽だ、なんせ考えずに喋ることが出来る、でもそこにそれ以上の意味はひとつも無い、ただ何も考えていない人間が、黙っているのも嫌だから何かしら意見を持っている風を装って口にするための言葉というのはそこら中に落ちている、何も考えない人間の為の言葉なのだからそこにどんな意味もあるはずは無いのだ―まあ、そんなことはどうでもよくて、ともかく俺は自分が感情任せで喋るのを良しとしなかった、だから先走ろうとする感情に急ブレーキをかけて、その場に最も適切な言葉を選択しようと
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)