Meditation/ホロウ・シカエルボク
押し込めた感情は一番奥で腐肉の塊となって転がっていた、致し方ない、廃棄するしかない―そんなことをずっと繰り返してきた、自分自身の戒律の様なものを守り続けるにはそうするしかなかった、麻痺なのか、それとも防衛本能なのか…いつからか自分が抱いている感情が本当のものなのかどうかわからなくなった、怒りも、喜びも、悲しみも、そういうふりをしていたらいつの間にか入り込んでいた、という感じに思えて、真実はもの凄く曖昧にそこにあった、本心と感情との乖離が酷かった、それを認めるべきではないという思いと、自分はこれでいいのだという思いの両方があり、どちらかを取ることも捨てることも出来なかった、そんな曖昧な感情の中で
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