生存関係と対肉体/鯖詰缶太郎
「毒は入っておりませんが
よろしいですか?」
ピザのサイズを確認した後、
バイトの高橋が、そう言った。
心配そうな顔で 高橋は
客に その旨を伝える
天敵に食べられないように
体内に毒を蓄えなければいけない
虫を相手にしているのだろう。と思った
高橋は
今、
サンクチュアリをふんでいるのかもしれない。
そんな厳かな大胆さを見つめながら
店長である私はコーヒー豆を揉んでいた。
「カフェインが
カフェインがしみこまねえかな。
カフェインがしみこまねえかな。」
コーヒー豆にコーヒー豆以上の
なにかを期待しているような
このような行動は
日常にも
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