生存関係と対肉体/鯖詰缶太郎
にもなじみがあるだろう。
たとえば
鯨に飲み込まれた時に
鯨の体内を歩き回り
鯨の骨の部分を手当たり次第に
さすってみる、あの行動に類似する
(そうする事により、
鯨の内壁、毛穴がやわくなり、
やや硬さがあり、
鯨の胃液に「異物」だと判断された「私」が
その毛穴から
ぬるぬると、吐き出される事があるのだ
と、思いつくのだろう。「私」が。
「楽観」を手繰り寄せては。)
職場の内壁には硬軟、様々な穴がある
(これは、人工物。
ゆえに、自然物の可能性は薄い。
穿たれたものであり
その間隙に「残留」がある。
わかりづらく停滞し、
独白しつづける湿度がぬめる。
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