鰓/あらい
んなにやわらかく耳たぶのうらで
ちりちりと舞う「さわらないで」と言いながら
さわられたものだけが あたたかい喉に、
結露する。つめたい「みたい」という
延焼。濡れて乾き、乾いて濡れる
あらゆる凹凸を歩いている卓上図に、
だれが湿地にラッパを埋めたの?
いまだ息をしている気がして「きこえるか?」と
問いかけてくる斜光とわずか温度だけが溺れた順に
気配とそっくりな ひかりが一拍ごとに
輪郭を ずらし ながら くちばし を もった
すべての水位を 決めていたかのように
?振りかざした 五秒しか とどまれない?ひとの
そこに、海星ヒトデの口吻を観測する 祝福のよう
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