メモ3(今のこと、音楽、人間のこと)/由比良 倖
 
えない。自分が物や空間や情報と同じだ、とか、全ては同じ、境界線なんて無いんだ、という感覚。何もかもがごちゃごちゃとしてある状態でも、何にも無い状態でもなく、全てが、ひとつの感情/感覚に統合されたような感覚。比較(あれがいい、これがいい)という概念が消えて、大きさがよく分からなくなり、視覚情報の感じ方が大分変わる。そういうときには、現実にある物が絵みたいに見えて、逆にイラストとかが現実より現実らしく見える。でも、イラストを、現実的、、、というか常識的には理解出来ない。例えば、机の上で人形たちが遊んでいるイラストを見るとして、それが机の上だ、ということに気付かないし、人形だ、と認識することが出来ない。
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