無題/山人
 
、長いものが書けない。文章を書くという喜びも極めて薄れている。そもそも自分の詩は果たして詩であるのかどうなのかすらわからない。結局は、生焼けのまま表に出す。とりあえず書いてみようというスタンスからは良い詩は生まれないのはわかりきっている。ある時、稲妻のような詩句が脳髄を突き刺すのかも知れない。だからやたらに書いてはいけない。五体不満足な作品を晒してはならぬ。自分への戒めである。なんだか、そんな事を薄々感じている年末である。書くしかない。書かざるを得ない、という状況が出現するのを客観的に見てみたい。つまり、詩に関してはあまり労力を使いたくはないと言いうことになろうか。詩を論ずることがもはや時代遅れに
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