「詩が逃げていったあとに残るもの――詩誌の役割について」(atsuchan69)へのギモン/室町 礼
レベルであることを認める代わりに、
「今の詩誌の評価制度(格付け)自体が時代遅れなのだ」と制度の
せいにすることで、自尊心を保とうとする意図が見え隠れします。
6. 詩誌を「解説媒体」に格下げせよという提案は、長年培われて
きた詩の専門性や美学的基準に対する敬意を欠いており、専門知を
持たない者が、専門知を持つ者を引きずり下ろそうとするルサンチ
マン(強者への憎悪)が色濃く出ています。
7.「詩は囲い込めない」という言葉の虚しさ
「詩は外部へ移動していく」という一節は一見詩的ですが、現実に照
らせば、それは質の高い詩が生まれているのではなく、「詩の定義が
崩壊し、無価値
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