ぼくのきらわれるところ(ルポ)/百富(ももとみ)
 
破壊衝動が自己へと向かいつづけるぼくを当時の主治医は理解にくるしみ、ウェクスラー式知能検査をご提案なされました。



 それまで、ぼくにつけられた病名は「統合失調症」でした。



 この病名の恐ろしさを身をもって実感しています。おやから傷つけられるたびに、いくら警察のかたへとS.O.Sをお願いしても、かれらは一向に、ぼくを支持することはできないのです。



 暴れる、嘆く、死に勤しむ以外ないと感じていたぼくが、いままで生きてこられた奇蹟はWAIS-IVにて結果を残せたことが全てだと想います。



 それ以降、自己の申しでによる保護室への入室の権利が入
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