表現の動機について/由比良 倖
 
られてきたメッセージは、どうしたって、百年前のものです。それでもまずは、それは心のこもったメッセージだと、僕は直感するでしょう。そしてそこに込められた、まだ理解出来ない思いを、きっと大きな、素晴らしいものだ、とまでは感じるでしょう。しかしあるとき、それはただの情報ではなく、まさに「この僕」に向けて送られてきた、個人的なメッセージなのだ、と感じる時が来ます。どうしてなのかは分かりません。そして同時に、そう感じているのは、僕だけではないはずだ、と思います。矛盾した感覚ですが、どうしてもそう感じるのです。

 ライブは不特定多数へ向けてのパフォーマンスで、僕はそのパフォーマンスの豊かさに驚くことが多
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