3(ミ)/百(ももと読みます)
 
ろうか。



 傷ついたことの後悔がいまの自分をゆっくりと殺め続ける限り、なす術もなくときはすぎ去る。



 たくさんの後悔がいいわけとして、かたちづくることに慣れてしまえば、ぼくは生涯、障碍を防具として生活を保護される運命のち、野垂れ死にすることだろう。



 こわいものは、みんな死んでしまった。いまを始発として、単なる等しい点として、命のカケラを社会へと返還させることができれば、どんなにいいだろう!

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命は無辜
11-19-2025

 歩くことは無限の強さをぼくへと与える。雲のながれをみていた。この街の図書館は軒が深くて守られている気持
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