3(ミ)/百(ももと読みます)
 
くに溢れるスーパーマーケットの陳列棚のどれもこれもの食品が、ぼくのチカラでは成せない労力をもとに生産されていることを知る。びっくりする。トマトもどこか、えへんっていう感じだ。



 光りの余韻を楽しんでいる。さきほど、おかあさんへとお電話をおかけした。



 味わい尽くせぬむねの傷みは、ぼくが自傷で得たものである可能性もある。意図せぬかたちでしばかれたあとでも食べるの、平気でぼくはやっていた。



 まだ、オトウサンというひとについて、オトウサンという名前のかたなのだと思いこむことで、いまの自分から目を背けることもある。されども、勧善懲悪など、どこにあるのだろう
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