見えているのなら難しくない/ホロウ・シカエルボク
 
、先にも言ったように気持ちと作品というものにあまり関係はない、そこにはただ気持ちが乗っているか乗っていないかという違いしかない、惑わされてはいけない、文章というのはそいつの資質みたいなもので、それはテンションの高さで変わったりしない、そこにはただ気持ちが乗っているかいないかという違いしかないのだ、俺は短い詩を書き始めた、それからだんだん長いものを書くようになった、いろんな書き方でいろいろなものを書いた、その結果ようやくそのことに気付くことが出来たのだ、自分だけで決めてはならない、初めて訪れた土地で周囲の景色をよく見て判断するみたいに決めていかなければならない、そういうやり方を覚えていけばどんな風に
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