真実はまだまだはるか彼方に/足立らどみ
 
定として生まれるのが「自己主張」です。
ここでは、他者を前提とした自我の再構築が起きる。
それは、単なる妥協ではなく、
「他者の自由を承認しつつ、自分の自由を表現する」
という高次の統合です。

ヘーゲル的に言えば、

“自由の実現とは、他者の自由を媒介として自己が自己であること。”

つまり、自己主張とは「社会的自由」の実践形態。
ここで初めて“私”と“あなた”が対立を超えて、
**相互承認(Anerkennung)**という新しい秩序に至る。
これがヘーゲルにおけるジンテーゼの完成形です。

?

??要するに
? 自己中:テーゼ(未熟な自我)
? 他
[次のページ]
戻る   Point(1)